バスケットボールのファンダメンタルにおいて、まず前後左右どの方向にも動きやすく、シュート、ドリブル、パスのすべての動作をしやすい土台となる姿勢を身につける必要があります。
個人個人の筋力や体形によって動きやすい基本姿勢は少しづつ異なるため、自分にとって動きやすい姿勢を意識しながら身につけていくことが大切です。また、筋力がつくと低い姿勢を維持できるようになど、成長によっても変化するため、たまに初心に戻ってチェックしてみることも必要です。
また、土台が変わればフィニッシュの形にも影響があるので、良いシュートフォームを作りにはまずは重心の安定と土台作りが大切となります。
スタンス(パワーポジション)
シュートに限らず、すべての動作の基本となる姿勢。まずは前後左右すべての方向に一番動きやすいスタンスを覚えましょう。
- 体重は両足に均等にかける(母指球に一番重心がかかる)
- 脚の間隔は肩幅に程度
- つま先はゴールに向ける
- 体重をかかとにかけずに膝を曲げる
- 利き手側の足を少し前に出す
- 利き手側の肩が少し前に出る
- 腰はなるべくリングに正対させる
体全体の構え(トリプルスレット)
トリプルスレット(triple-threat)とは、シュートとパスとドリブルすべての動作につながる構え。ただし、構えだけでなく、ゴールを狙う意識がなければ、相手に対しての脅威(threat)とならないので注意が必要です。
- 利き手側の腹と胸の間あたりでボールを持って構える(シューティングポケット)
- 脇を締める
- 両膝を曲げ、手首はいつでもシュートを打てる位置
- 頭を前後左右に傾けない
- 肩の力を抜き、後ろに傾かない
- 腕、脚、ボールの余計な動きを取り除く
- ゴールから目を離さない
基本的な技術
“バスケットボール シュート大全(原題 SHOOT LIKE THE PROS)”