ワンハンドシュートで理想的な手の位置とボールの持ち方
各個人の一番しっくりくる位置で構えて、シュートの最中緩みすぎず、張りすぎない範囲でなるべく理想に近づけることが大切。
シューティングハンド(シュートする側の手)
- 自分の体がゴールに向いているとき、まっすぐボールを飛ばせること
- 安定していること
- ボールを感じること
- 指は自然に開いてしっかりボールを持つ
- 人差し指と親指の間のVの字が大きくなりすぎない
- 手首と肘は90°ぐらいに曲げる
- 指の腹はボールを安定させ、指先はボールをコントールする。手のひらは特に必要ない
シューティングフィンガーとは
シューティングフィンガーとは、シュートをリリースする指のことで、シューティングフィンガー(指1本)とシューティングフォーク(指2本)が、力、方向、バックスピンの良し悪しを決める。ただし、どの指でリリースするかは各個人ごとに変わる。
「手のひら」は使うべきか、その「メリット」と「デメリット」
メリット
ボールに対して、手が小さい場合や指が短い場合、または手首の可動域が狭い場合は、リリースに至るまでのボールを安定させることができる。
デメリット
手の中でボールの重心移動が大きいため、手のひらの凹凸の摩擦やスナップ速度の影響を受けやすく、リリースタイミングやコントロールが難しくなる。また、一般的にトリプルスレットのときに、手のひらをボールにつけないため、シュートの前に一旦手のひらにボールをつける動作が必要となる。
バランスハンド(シュートをしない側の手)
- ボールをシューティングテーブルまで運ぶときの安定の役割
- リリースポイントで柔らかく外さなければならない
- シュートの際、ボールにいかなる力も方向性も与えてはならない。
- バランスハンドも最後までゴールを指す。(手を下げない)
- バランスハンドもなるべく手のひらは使わない。
バランスハンドの悪影響について
- 親指で押してしまう。(サイドスピン)
- ボールの前でてしまい邪魔をする
- バランスハンドに力が入りすぎてボールの方向性を悪くする
- シューティングハンドとバランスハンドが触れて邪魔をする
- バランスハンドの手のひらの摩擦で距離感が安定しない
ワンハンドシュートの構えとリリースまでの動き
シューティングハンド側のつま先、膝、肘、手首、ボールが一直線であること。
理想的な構え
- シューティングハンド側のつま先がリングを指す
- シューティングフィンガーまたはシューティングフォークがリングを指す
- 両肩はリングに対して直角に近いほうがよい
- 肘はできるかぎりボールの下にあった方がよいが、わずかに開いても良い
- 身体と腕、前腕と上腕、手首と前腕、それらすべてが90°
- 腰はゴールに正対していた方がよい
- リリースポイントでのシューティングハンドはボールの後ろでなく下の方がよい
- ボールを頭の後ろまで振りかぶらない
- シュート前のトリプルスレットスタンスでは、脇を締める
フォロースルー
伸長 | 足の伸びと腕の伸びの連動 |
手首のスナップ | 手と手首をリラックス。鋭すぎてはならない。 |
方向 | シューティングフィンガーまたはシューティングフォークは、最後、ゴールにひっかけるように下を向く |
バックスピン | シューティングフィンガーまたはシューティングフォークがバックスピンをもたらす |
アーチ | 50°~55°が理想。正しいシューティングポケットとリリースを保つ。肘を目の高さへと伸ばす |
目 | リングに焦点を合わせる。ボールの軌道を見ようとしない |
ボディバランス | シュート後に前傾・後傾にならない。シュート後、身体がほんの少し前に出る。自分の学習のため、フォロースルーを少しキープする |