※2024年4月14日:2024年版「U15/U18 TOマニュアルハンドブック」の確認、公式リンク追加。
スコアシートの準備 “2024 バスケットボール競技規則”より引用
スコアシートは、それぞれ色の異なる4枚の用紙(1枚のオリジナルと3枚のコピー)からなっている。オリジナルは白色で(公財)日本バスケットボール協会用である。第1のコピーは青色で大会主催者用、第2のコピーはピンク色で勝ちチーム用、最後の(第3の)コピーは黄色で負けチーム用である。
注1.スコアラーは、異なる2色のペンを使用し、1色(赤色)は第1クォーターおよび第3クォーター用に、もう1色(青色または黒色)は第2クォーターおよび第4クォーター用にする。オーバータイムは、青色または黒色のペンを使用する(第2クォーターおよび第4クォーターと同色)。
ゲーム開始前およびゲーム終了後に記入する各項目およびスコアシートの最上段の各項目は、全て青色または黒色で記入する。
注2.スコアシートは電子入力で作成することもできる。
Basketball Manualオリジナルスコアシートの無料ダウンロード
オリジナルスコアシートの特徴
- 印刷用PDFファイルと編集用MS-Wordファイル※がダウンロード可能。レイアウトは公式版とは異なりますが、記入項目はすべて同じなので、印刷してスコアシートの書き方練習したり、練習試合などで使用することができます。また、自チーム専用など目的に合わせて自由にカスタマイズOKです。
- メンバー表は公式スコアシートのサイズと一致。メンバー表だけで活用することが可能です。
※自分の環境ではスマホ版のWordでは上手く表示・印刷できませんでした。(今後改善します。)
New ver.220821:リリースバージョン
※ダウンロードデータはカスタマイズ等含めご自由にご使用いただけますが、加工の有無を問わず商用利用は原則禁止します。
関連記事
↓テーブルオフィシャルズのオリジナルマニュアル↓
スコアラーとは
JBAのTOマニュアルは以下から読むことができます。TOを成功させるため、試合前に読んでおきましょう。
試合前に記入すること
1.必要事項の記入(別の記入係が行ってもよい)
試合開始予定時刻の40分前 (ただし時間は大会ごとに定める規定に従う)に「Licence no.」(Licence No.欄にJBAメンバーIDの下3桁を記入(大会規定により必要な試合のみ)、「選手氏名」、「No.(番号)」が記入されていることを確認し、以下の欄を記入する。
「チーム名」※、「大会名」、「日付」、「時間」(24時間制で書く)、「Game No.」、「場所」、「クルーチーフ」、「1st アイパイア」、「2nd アンパイア」
※:チームAはホームチームとするが、大会や中立地域での開催の場合は、プログラムで先に記載されているチームをチームA、相手チームをチームBとする。
2.出場選手を確認する
- 10分または5分前(ただし時間は大会ごとに定める規定に従う)には、各チーム(チームA、チームBの順)のコーチに、最初に出場する5人のプレイヤーの「Player in(出場)」欄に、黒(または青色)で「×」を記入してもらい、チームキャプテン「(CAP)」の記入、確認のサインをしてもらう。
- 「×」と「(CAP)」が記入してあることを確認する 。
- 各チームのメンバーの氏名の記入がない枠は、「選手氏名」・「No.(番号)」・「Player in(出場)」欄に横線を引き、「ファウル」記入欄には最下段の右角まで斜線を引く。ただし1行の場合は、横線を引く。
3.ティップオフ前の最終確認をする
ティップオフ前に、両チームそれぞれ、最初に出場する5人のプレイヤーの背番号確認し、「×」を赤色の○ で囲み、正しければ「確認OKのシグナル 」で審判に知らせる。番号が異なる場合は、その旨を審判に知らせる。
試合中に記入すること
第1・3Qは赤色、第2・4Q、OTそれ以外すべて黒または青色で書く。
1.タイムアウトを書く
タイムアウトは、その時のクオーターの経過時間を記入(そのクォーターの色で)。
取らなかった分の枠は二本線で消す。
後半第4Q残り2分まで、タイムアウトを取らなかった場合、後半の最初の枠は二重線(黒・青)で消す。
2.チームファウルを書く
チーム・ファウルはクォーターごとに数字を「×」で消す。4回未満の場合は、枠を二重線で消す。
※コーチに記録されるテクニカルファウルはチームファウルに数えない。
3.個人ファウルを書く
「P」:パーソナルファウル
「T」:テクニカルファウル
「U」:アンスポーツマンライクファウル
「D」:ディスクォリファイングファウル
- 罰則でフリースローが与えられる場合、文字の後ろにフリースローの本数を書く。
- 前半(1・2Q)、後半(3・4Q、OT)のファウルを太線で囲む。
- 使用しなかった枠に黒で横線を引く(氏名の記入がある枠のみ)。
- ファウル累積5回以外での失格・退場の場合、「GD」(Game Disqualification の略)と記入。
※「GD」と書くのは、選手が 「U」2回、または「T」2回、もしくは「U」+「T」計2回のいずれかで失格になった場合。(例えば「P」5回累積による失格は「GD」とは書かない。) - ファイティングが起きたときはチームベンチエリアを離れたことによるディスクォリファイングファウル「D」を記入し、残りの全ての枠に「F」(ファイティング)を記入する。
4.コーチ、ベンチのファウルの書き方
「C」:コーチ自身の行為に対するテクニカルファウル
「B1」:コーチ自身以外のテクニカルファウルを「コーチ」欄へ記入する場合
「B2」:A.コーチ、交代要員のディスクォリファイングファウルを「コーチ」欄へ記入する場合
「D」:コーチおよびA.コーチのディスクォリファイングファウルをそれぞれ「コーチ」欄または「A.コーチ」欄に自身の行為に対するディスクォリファイングファウルとして記入する場合
「M」:マンツーマンペナルティー(U15のみ)※
※ 2 回目(U12 では3回目)のマンツーマンペナルティを受けた場合、コーチは失格・退場「GD」となる。尚、マンツーマンペナルティ「M」とテクニカルファウル「C」、「B」との合算による失格・退場は設定しない。また、基準規則違反によるマンツーマンペナルティは、コーチ自身のファウルとして記録し、チームファウルに数えない。
- 罰則でフリースローが与えられる場合、文字の後ろにフリースローの本数を書く。
- 前半(1・2Q)、後半(3・4Q、OT)のファウルを太線で囲む。
- 使用しなかった枠に黒で横線を引く(氏名の記入がある枠のみ)。
- コーチまたは、A.コーチが失格・退場の場合、「GD」(Game Disqualification の略)と記入。
- ファイティングが起きたときはチームベンチエリアを離れたことによるディスクォリファイングファウル「D」を記入し、残りの全ての枠に「F」(ファイティング)を記入する。
- A.コーチ、交代要員意以外のチーム関係者のディスクォリファイングファウルは「B」(ベンチエリアから出ただけの場合)または「B2」(直接関与した場合)を○で囲う。ただし、この場合、コーチ自身の失格・退場の3 個のテクニカルファウルには数えない。
5.ランニングスコアを書く
- フィールドゴールは/、フリースローは●を得点合計数上に記入。
- 得点した選手の番号を記入。3点シュートは○で囲む。
- 各Q最後の得点に○、太い横線で区切りをつける。
- ランニングスコア欄の第4Q、OTの最後の得点に○、二本の横線を引く。
下の空欄は斜線\を引く。
- オウンゴールの場合は、キャプテン(選手氏名欄にCAPと書かれている選手)の得点としてその背番号を記入します。
- スコアの誤りがゲーム中に見つかった場合は、試合の流れに影響のない軽微な間違いは誤った箇所を二重線で消し欄外などに、正しい記録を記入する。得点が変わるなど、軽微でない訂正は、次にボールがデッドになったときにスコアラーがブザーを鳴らし審判員に知らせること。
6.各クォーターごとの得点を書く
各Q(クォーター)の色で得点を記入。OT(オーバータイム)が二回以上続く場合は、OTの合計得点を記入。
試合後に記入すること
1.最終スコアを書く
「最終スコア」、「勝者チーム」、「試合終了時間」(24時間制)を記入する。
2.最終手続きをする
スコアシートの記入・確認が完了したら、テーブルオフィシャルズ(T.O)および審判員にサインをもらう。
スコアシートの誤りに気づいたときは
- 審判員がスコアシートにサインをする前なら、速やかに訂正すること。
- 審判員がサインをした後に見つかった場合、その誤りを訂正することはできない。
クルーチーフあるいはコミッショナー(同席している場合)は、その事実の詳細な報告を大会主催者に提出しなければならない。
2021年 バスケットボール競技規則 (公財)日本バスケットボール協会 2021 年4 月1 日施行
参考文献
- 2024年 バスケットボール競技規則 (公財)日本バスケットボール協会 2024 年4 月1 日施行
- 愛知県高体連スコアシート記入例2019~
- 東京都高等学校体育連盟バスケットボール女子専門部 スコアシート記入例