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【ミニバスビデオ撮影当番の手引き】~撮影ポイントとハンディカムの選び方~

試合動画を簡単に撮影する分にはスマホで十分なのですが、夏場などは熱でやられてしまったり、容量が足りなくなってしまったり、急な電話に出られなくなってしまったり等々、スマホだと何かと不便です。また、チームで当番を決めて動画撮影して、動画を共有しているチームも多いかと思います。

今回は、我が子のバスケ撮影を通じて、ビデオカメラ(ハンディカム)購入前に知っておくべきだったなというような情報とバスケのビデオ撮影のコツのようなものを保護者向けにまとめました。

バスケのビデオ撮影は意外と難しい

バスケをビデオ撮影するのは意外と難しいです。

バスケは目まぐるしく攻守が入れ替わり、選手は終始激しく動き回ります。そして体育館やアリーナなどでは、撮影場所がどうしても限られてしまいます。また日中は逆光が入り、夜間は暗くなって明るさが限られるだけでなく、場所によって明るさの変化が大きいというのも問題です。

完璧な正解というわけではありませんが、それらの問題を解消すべく実際に試行錯誤しましたので、今回は参考までに共有させていただきますね。

撮影方法について

撮影方法は「手持ち撮影」「固定撮影」か2種類に分かれると思いますが、自分の場合、最終的には「手持ち撮影」ばかりでした。

得点の瞬間や選手の表情をズームで、それから要所要所で得点板を撮影したりしてとにかく大変ですが、手持ち撮影のほうが圧倒的に後で鑑賞するときに見やすいです。

手持ち撮影のコツ

  • 基本的に選手全員がギリギリ画角に収まるように常にズームを調整
  • ゲームクロックが止まるタイミングで得点板を撮影
  • 得点やファウル、フリースローの前などハイライトシーンの直後はなるべく選手をズーム撮影

固定撮影のしかた

  • コート全体とデジタイマを画角に収めるような場所に設置
  • 柵や他の観客が写り込まないように最前列などに設置
  • 他の観客の邪魔にならない位置に設置
  • 放置する場合はなるべく他の人の応援の声が入らないように配慮する

撮影位置について

最適な撮影位置は撮影方法や撮影目的によって変わります。

子供の成長記録のために撮影する場合:

我が子だけを集中的に撮影する場合は、コートサイドなどのなるべく近くで「手持ち撮影」するのがおススメです。とにかく自由にズームできるので、我が子中心にどんどん撮影しましょう。

試合の分析のために:

試合の分析やスカウティングなどに使用する場合は、なるべく撮影を逃さないようにできるだけ高い位置からコート全体を画角に収めて「固定撮影」するのがおススメです。特にボールを持ってない選手の動きやポジショニングが分析する際は重要なので、そこを撮り逃さないようにしましょう。

撮影推奨エリアと禁止エリア

まず、コートサイドの観覧席での撮影のときは、スローインラインの延長線上の位置は避けましょう。なぜならそのあたりには審判が頻繁に立ち止まるからです。また、センターラインに寄れば寄るほどカメラを左右に大きく速く振らなければならないため、撮影が大変になります。

アリーナ席がある場合は、バスケットゴールの付近での撮影を避けましょう。これはゴールが撮影の邪魔になるということはもちろんですが、シュートする選手の邪魔にならないようにという配慮でもあります。また、ベンチ席やTO席側からの撮影はゲームクロックが撮影できないので、あまりおススメできません。

バスケ撮影に向くビデオカメラの選び方

撮影する目的や求める画質などによって変わってくるとは思いますが、個人的な経験からバスケ撮影においては以下のスペックが重要だと思います。(重要だと思う順番に記載しています)

  1. レンズの明るさ
  2. フォーカス性能
  3. 手振れ補正性能
  4. ズーム性能

1.レンズの明るさ(F値)

F値がレンズの明るさを表す数値です。F値が小さいほど、レンズは明るくなり、暗い場所でも撮影ができます。また、F値が小さいほど、被写界深度が浅くなり、被写体がぼかされた背景の効果を表現することができます。

逆光や暗い体育館での撮影が多いバスケではこの数値が大切だと思います。

ちなみに自分が使っていたビデオカメラ(ソニーのHDR-CX680)は細かな設定をしなくても、オートモードでの撮影でも、かなり明るく撮れていましたのでおススメしておきますね。

F値のカタログスペックは「F1.8-4.0」とありふれた値ですが、オート撮影でのホワイトバランスなどの他の調整が上手なのだろうと思います。自分の場合、液晶画面で見るとかなり暗くて心配なレベルの暗さのときでも、帰ってからTVで見てみるとちゃんと撮れているので完全にオートを信用して撮影していました。また、たまに口コミ情報を見ているとピントが合わないという評価を目にしますが、自分もそのような状況になったのですが、レンズを掃除したらすぐに直りました。ご参考までに。

2.フォーカス性能

手持ちで撮影するメリットは攻守の切り替えに合わせて、ズームを頻繁に操作できることなので、オートフォーカス機能やピントスピードは重要です。

カタログスペックから判断するのが難しい項目なので、口コミなどを頼りにするしかありません。

3.手ブレ補正

望遠撮影のときは手ブレが大きくなるので、固定せずに手持ちで撮影するときは注意が必要です。また、固定撮影のときでも、体育館で人の往来が激しい場所に設置してしまうとその振動でブレブレになってしまうこともあります。

4.ズーム性能

バスケコードが三面取れる体育館で横から1番奥のコードをズームで撮影できるレベルがあれば十分です。だいたい20倍もあれば問題無いと感じます。むしろ20倍でもいっぱいにズームすると手ブレがひどくなってしまって、あとから見るときにカメラ酔いします。

ビデオカメラの購入リンク

各ECサイトで「ビデオカメラ」で検索した結果です。↓

撮影するときにあると便利なその他の機材

記録メディア

良い画質で撮影すると容量が大きいので、WiFiで転送するよりも、マイクロSDカードで移動することが多いと思います。なので、なるべく容量の大きいSDカードが使えると便利です。使えるメディアの容量は機種によって違いがあると思うので必ずビデオカメラに付属の取扱説明書で確認してから購入しましょう。

うちの場合は128GBのメディアを数枚ローテーションしながら使っていました。

モバイルバッテリー

1日試合があるときなど、長時間撮影することが多いので、予備のバッテリー、もしくは、モバイルバッテリーは必携です。

モバイルバッテリーで充電できないビデオカメラもあるみたいなので要注意。

三脚

言わずもがなだと思いますが、持っておいた方がいいと思います。

三脚にもいろいろありますが、うちは一脚もたまに使っていました。

アクションカメラ

意外とお勧めなのがアクションカメラでの撮影です。アクションカメラの良い点は、動きながら撮影する前提のカメラなので、ブレや被写体の動きに強い点です。また、魚眼レンズのようになっていて、コートサイドで撮影する場合でもかなり広い範囲を撮影することができます。さらにリモコン機能がついている場合が多いので、ズーム倍率はハンディカムに比べて小さいものの、カメラを固定しながら手元でズーム操作ができたりしてかなり便利です。

ソニーの製品で検索かけていますが、GoProも有名です。
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