『ゼロステップ』~正確に理解してプレーの幅を広げよう~

『ゼロステップ』とは、動きながらボールを保持するとき」、または「ドリブルを終えるとき」のボールを保持(ギャザー)した時点でのステップを1歩と数えるのではなく0歩と数えること。

ドリブルストップ時のトラベリング図1

特に、シュート直前のステップの中で有効な1歩を使えるか使えないかは非常に大きい。ゼロステップを正確に理解することで、ジェームス・ハーデンのステップバックや、ヤニス・アデトクンポのユーロステップなどのように、トラベリングにならない有利な1歩や有利な動きを身に付けておきたい。

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ゼロステップにおける「ギャザー」の概念

NBA Officalでは、ボールをキャッチ(保持)する瞬間を「ギャザー」と定義し、ギャザーの瞬間までを0歩とし、ギャザーした次のステップから1歩、2歩と数える。

ギャザーとは

ギャザーとはボールをコントロールする瞬間のことを表す。

パスやルーズボールをコントロールするときのギャザーの瞬間:

  • ボールを抱えたり、ボールを持つ手を持ち替えた瞬間
  • パスやシュートをするために十分なコントロールができる瞬間

ドリブル中にボールをコントロールするときのギャザーの瞬間:

  • 両手でボールを持つか、ボールが静止した瞬間
  • ボールの下に手を置き、停止した瞬間
  • ボールを抱えたり、ボールを持つ手を持ち替えた瞬間
  • パスやシュートをするために十分なコントロールができる瞬間

The first step occurs when a foot, or both feet, touch the floor after the player gathers the ball.

「最初のステップは、ギャザー後、片足または両足がコートに触れたときに発生する。」

「NBA Official」より引用

参考:変更された時期

FIBA:2017年10月1日施行/日本国内:2018年4月1日施行

FIBA(国際バスケットボール連盟)により、「トラヴェリング」「アンスポーツマンライク・ファウル」「ゲーム・ディスクオリフィケーション」のルールが変更となり、JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)においても同様に変更された。

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ゼロステップの影響を受けるプレー

基本的には以前と変わらないがゼロステップが導入されたことによりギャザーのタイミングに融通が利くようなった。

ギャロップステップ

片足でジャンプして、両足で着地してそのままレイアップまたはジャンプシュートするプレー。

ディフェンダーの間を半身ですり抜けられることと、両足ジャンプによりシュートバランスが確保しやすい利点がある。

変わった点は

空中でギャザーした場合、着地した両足が1歩目となり、もう一歩ステップインできる。

片足ジャンプする前にボールをギャザーした場合、片足ジャンプが1歩目で着地した両足が2歩目となるため、トラベリングにならなくなった。ただし、この場合ステップインはできない。

ユーロステップ(ジノビリステップ)

ドリブル後、ジグザグに2ステップして、レイアップシュートするプレー。

1歩目のステップをフェイントに使うことで、相手をかわすことができる。

変わった点は

ギャザー時のステップをカウントしなくなったため、ギャザーのタイミングが早くてもトラベリングにならなくなった。

実際には以前から容認されていたステップだが、ルール上、より明確にリーガルとなった。

ステップバック

前方ではなく後方にステップするプレー。

シュートの際、ディフェンスとの間のスペースを確保することができる。

変わった点は

前方にステップするのと同様にギャザー時のステップをカウントしなくなったため、ギャザーのタイミングが早くてもトラベリングにならなくなった。

1歩目をドリブルしながらステップバックし、ギャザーのタイミングを遅くすることで、ジェームス・ハーデンのような一見トラベリングに見えるようなステップバックも可能となった。

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ゼロステップを試合で活用するために

レイアップ/ハーデンステップ/クロックステップ/スピンターン/タッチステップバック

練習方法とゼロステップの解説

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JBA公式動画(抜粋)

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