『トラベリングの正解を知る(2021年最新)』~図解でルールを噛み砕く~

トラベリング』とは、ボールを持ったまま、3歩以上歩いた際、宣告されるバイオレーションのこと。

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図解で「トラベリング」を噛み砕く

ドリブルストップ時のステップ(1)

ドリブルストップ時のトラベリング図1
※パスまたはシュートをしなければ、3歩目が着地した時点でトラベリングとなる

ドリブルストップ時のステップ(2)

ドリブルストップ時のトラベリング図2
※パスまたはシュートをしなければ、3歩目が着地した時点でトラベリングとなる

パスキャッチしたときのステップ

パスキャッチ時のトラベリング図
※ピボットフットが確立している場合、パスまたはシュートをしなければ、ピボットフットが離れた時点でトラベリングとなる

空中でパスキャッチして両足着地したときのステップ

両足着地時のトラベリング図
※パスまたはシュートをしなければ、ピボットフットが離れた時点でトラベリングとなる

国内では、2018年にゼロステップの概念が導入され、比較的最近変わったルールであるため、審判やコーチ、選手の中でも、未だに解釈にずれが生じやすい。

また、ドリブルムーブやボールミートなどのボールコントロール時のステップに関するルールであり、場合によっては勝敗に関わる重要なルールであるため、正確に理解したい。

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トラベリングを避けるために必要な考え方と起こりやすい場面

「止まるとき」のトラベリングの考え方

1.動きながらボールをキャッチした後、2歩までステップしてよい。

注意が必要な場面

「動きながらボールをキャッチしたとき」

  • ドリブルを終えたとき
  • パスを貰ったとき
  • リバウンドを取ったとき
  • ルーズボールを取ったとき
  • 相手からボールを奪ったとき

2.ボールを空中でキャッチした後、着地した片足または両足が1歩目(ピボットフット)。

注意が必要な場面

「ジャンプしてボールをキャッチしたとき」

  • 空中でパスをキャッチしたとき
  • 空中でリバウンドを取ったとき
  • 空中でルーズボールを取ったとき

3.ボールを持ってフロアに倒れた後、そのまま立ち上がったり、転がったりするとトラベリング。

注意が必要な場面

「ボールを持って転んだとき」「フロアですべったり、転がりながらルーズボールを獲得したとき」※ただし、許容範囲が広く、判断基準が審判の状況判断に委ねられるケースが多い。

「動き出すとき」のトラベリングの考え方

1.ドリブルの突き出しはピボットフットが地面から離れる前にボールをリリースしなければならない。

注意が必要な場面

「ドリブルの突き出し」

2.動きながらボールをキャッチした後のドリブルは、2歩目が地面につく前にボールをリリースしなければならない。(ただし、1歩目のピボットフットが確立した後に止まった状態が出来た場合は、上記1.が適用される。)

注意が必要な場面

「ボールキャッチ後のドリブル」

  • パスを貰ったとき
  • リバウンドを取ったとき
  • ルーズボールを取ったとき
  • 相手からボールを奪ったとき

3.動きながらボールをキャッチした後のパス・シュートは2歩目が地面についた後でボールをリリースしても良い。ただし、ボールをリリースする前に3歩目の足が着地したらトラベリング。

注意が必要な場面

「ボールキャッチ後のパスやシュート」

  • ドリブルを終えたとき
  • パスを貰ったとき
  • リバウンドを取ったとき
  • ルーズボールを取ったとき
  • 相手からボールを奪ったとき

4.ボールを持って同じ足を連続してステップしたらトラベリング。

注意が必要な場面

「レイアップシュートのとき」(ギャロップステップ、ステップバック)

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JBAのプレーコーリングガイドラインの動画

0歩を適用しないケース

【プレーコーリング・ガイドライン】トラベリング① (0歩目を適用しないケース①)

0歩を適用するケース

【プレーコーリング・ガイドライン】トラベリング① (0歩目を適用しないケース①)
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絶対に真似してはいけないNBAのトラベリングの動画

【バスケ】NBAトラベリング集
Youtube「【バスケ】NBAトラベリング集」より

トラベリングのガイドライン

1動きながらフロアに足がついた状態でボールをコントロールした場合、コントロールをした後に2歩までステップを踏んでも良い。(0歩目の適用)
その場合、ステップは2歩までの原則は変わらないため、0歩目→1歩目→2歩目とし、1歩目→2歩目→3歩目とカウントはしない。
※0歩目適用の場合、1歩目がピボットフットとなる。
2ドリブルが終わる時も、上記1の考え方が適用される。
3上記1、2の場合、明らかに空中でボールをコントロールしたあと、フロアに足をつけた場合は、そのついた足が1歩目(ピボットフット)となる。
4ドリブルする場合
止まった状態からドリブルをする場合、ピボットフットがフロアから離れる前にボールをリリースしなければならない。
0歩目が適用され一連の動きの中でのドリブルの場合、2歩目がフロアにつく前にボールをリリースしなければならない。ただし、1歩目のピボットフットが確立した後に止まった状態が出来た場合は、上記4①が適用される。
5ショット及びパスの場合は、2歩目のステップ後にボールをリリスしても良い。ただし、2歩目でジャンプした場合、次に足がフロアにつく前にショット及びパスをしなければならない。
6同じ足(右→右、左→左、両足→両足)を連続して使うことはできない。
7両足とは、ほぼ同時にフロアに足がついた状態である。

トラベリング(基本的な考え方)(上表)

”JBA プレーコーリング・ガイドライン(20210301)“ より引用

  

公式ルール

“2021 バスケットボール競技規則 (公益)日本バスケットボール協会 2021 年4 月1 日施行” より引用

25-2   ルール

25-2-1  コート上でライブのボールをキャッチしたプレーヤーのピボットフットの決め方:

  • フロアに両足で立ったままボールをキャッチしたプレーヤーの場合:

−片足を上げた瞬間、もう片方の足がピボットフットになる

−ドリブルを始めるためには、ボールが手から離れる前にピボットフットを上げてはならない

−パスもしくはショットをするためにピボットフットでジャンプすることはできるが、どちらかの足がフロアに着地する前にボールを手から離さなくてはならない

  • 動きながらまたはドリブルを終えるときにボールをキャッチしたプレーヤーは、ストップしたりパスやショットをするために、2歩までステップを踏むことができる:
補 足

動きながら足がフロアについた状態でボールをコントロールした場合、フロアについている足は0歩目とし、その後2歩までステップを踏むことができる。その場合、1歩目がピボットフットになる。

−ボールをキャッチした後ドリブルを始めるには、2歩目のステップを踏む前にボールを離さなければならない

−1歩目のステップは、ボールをコントロールしたあとにフロアについた片足または両足である

−2歩目のステップは、1歩目のステップのあとにフロアについた反対の足または同時についた両足である

−プレーヤーの1歩目のステップがほぼ同時に両足でフロアについたとき、ピボットをする場合はどちらの足でもピボットフットにすることができる。両足でジャンプした場合は、フロアに着地するまでにボールを手から離さなくてはならない

−プレーヤーが片足でフロアに着地したときには、その足しかピボットフットにすることができない

−プレーヤーは1歩目のステップで踏み切り、両足で同時に着地してもよいが、どちらの足でもピボットすることはできない。片足または両足のいずれかがフロアから離れたときには、足がフロアにつく前にボールを手から離さなくてはならない

−両足がフロアから離れた状態から両足を同時にフロアについたときは、片方の足を離したときにもう片方の足がピボットフットになる

−ドリブルを終えたあと、あるいはボールをコントロールしたあとに、連続して同じ片足でフロアに触れたり、連続して両足でフロアに触れてはならない

25-2-2  プレーヤーがフロアに倒れること、横たわること、座ること:

  • ボールを持ったままフロアに倒れたり滑ったり、あるいはフロアに横たわったり座ったりしている状態で、ボールをコントロールすることは認められている
  • その後にボールを持ったまま転がるか、立ち上がることはバイオレーションである

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