『24秒ルール』~ショットクロックバイオレーションの考え方~

※2026年8月2日:2026 バスケットボール競技規則”に対応

ボールポゼッションを得たオフェンス側のチームが24秒以内にシュートをすることができなければバイオレーションとなる。(ショットクロックバイオレーション

※ミニバスでは従来30秒ルールでしたが、2019年から24秒ルールに変更(ただし、14秒リセットのルールはフロントコート、バックコートの概念の無いため、一部一般ルールと異なります。)

2019 年度 U12 カテゴリー新ルール変更点

ミニバス」では「2019 年度 U12 カテゴリー新ルール変更点 20190401」において、30秒から24秒に変更された。

以下「2019 年度 U12 カテゴリー新ルール変更点 20190401」より抜粋引用

14.ショットクロック(ミニバス競技規則 第 12 条、第 37 条)

【変更理由】 ショットの機会と 1 対 1 の攻防を増やし、よりスピーディーなゲーム展開とするた
め。
【新ルール】 ショットクロックの変更を適用し、24 秒ルール/14 秒リセットを導入する。
JBA 競技規則第 29 条および第 50 条を準用する。
ただし、14 秒リセットはオフェンスリバウンド(チームリバウンドを含む)のみとする。
ボールがバックボードとリングの間に挟まった場合は 24 秒または 14 秒のリセットとする。

テーブルオフィシャルズ(T.O)でショットクロックオペレーター(24秒計)を担当するときに覚えておきたいこと

ショットクロックオペレーターは、ショットクロック(24秒計)を操作する仕事です。サブタイマーとも呼ばれることもあり、タイマーをサポートする役割となります。

テーブルオフィシャルズ(T.O)でショットクロックオペレーター(24秒計)を担当する際、ルールが複雑なのでしっかり覚えよう。

これだけは覚えておきたい3つ+1のポイント

基本的にポゼッションが変わったら

●基本的に以下の場面で

  • 「オフェンスリバウンドを取ったとき」←<覚えておこう>ミニバスの14秒リセットの場面は実質これだけ
  • 「ショットクロックが14秒以下でディフェンスがファールしたとき」
  • 「バックコートでオフェンス側がボールを外に出したとき」

基本的にディフェンス側がボールを外に出したときは

○「ミニバス」では、残り10秒~5秒の間、黄旗を振り、残り5秒~0秒の間、赤旗を振る。

ショットクロック操作のときに気を付けること
  • ショットクロックを動かすときは、ボールのコントロールの始まりを見極めて「スタート」のコールとともにショットクロックを操作する
    ※ただし、スローインでゲームを再開するときは、どちらのポゼッションかに関わらずコート内のプレーヤーにボールが触れた瞬間に計測を開始します。
  • ショットクロックを止めるときは、審判が笛を確認し「ストップ」のコールとともに、一旦ストップしてから、審判シグナルを確認してから、[継続]か[リセット]を判断する
  • フリースローのときと、24秒リセットのスローインのときは、表示を消す
    ※表示を消す操作は[24秒リセット]ボタンを長押しする場合が多いです。
  • ボールがリングに触れた瞬間に表示を消す
    ※表示を消す操作は[24秒リセット]ボタンを長押しする場合が多いです。
  • 各クォーター、各クォーターの終わりに表示を消して※、開始時には「24」を表示する
    ※非表示にできない場合は「24」のままでよいと思います。
  • 左側のチームのチームファウルタワーを担当するときは、タイミングに注意する。(「【アシスタントスコアラーの役割】~TOチームのコミュニケーションの要~」)

24秒以内にシュートが手から離れていた場合、シュートが決まれば得点は認められますが、リングに当たらなかった場合はショットクロックバイオレーションとなる。また、そのシュートが入らずに、リングに当たった場合、オフェンス側がリバウンドを取ったら、ショットクロックが14秒にリセットされます。

場面ごとのショットクロックの操作まとめ

わかりやすいようにオフェンス側とディフェンス側のプレーに関する操作を色分けしています。

  • オフェンス側のプレーに関する操作:赤色
  • ディフェンス側のプレーに関する操作:青色
  • その他のプレーに関する操作:緑色

シュートがリングに当たった場面

オフェンス側がリバウンドを取った[14秒リセット]
ディフェンス側がリバウンドを取った[24秒リセット]

アウトオブバウンズの場面

フロントコートでオフェンス側がボールを外に出した[24秒リセット]
バックコートでオフェンス側がボールを外に出した[14秒リセット]
ディフェンス側がボールを外に出した[ 継 続 ]

ファウルの場面

オフェンス側がフロントコートでファウルした[24秒リセット]
オフェンス側がバックコートでファウルした[14秒リセット]
ディフェンス側がフロントコートでファウルした
(13秒以下)
[14秒リセット]
ディフェンス側がフロントコートでファウルした
(14秒以上)
[ 継 続 ]
ディフェンス側がバックコートでファウルした[24秒リセット]
アンスポーツマンライクファウル
ディスクォリファイングファウル
[14秒リセット]

ヘルドボールの場面

オフェンス側がフロントコートでポゼッションを得た場合
(13秒以下)
[14秒リセット]
オフェンス側がフロントコートでポゼッションを得た場合
(14秒以上)
[ 継 続 ]
ディフェンス側にポゼッションが変わり、
フロントコートからスローインの場合
[14秒リセット]
ディフェンス側にポゼッションが変わり、
バックコートからスローインの場合
[24秒リセット]

テクニカルファウルの場面

オフェンス側がテクニカルファウルした[ 継 続 ]
ディフェンス側がフロントコートでテクニカルファウルした
(13秒以下)
[14秒リセット]
ディフェンス側がフロントコートでテクニカルファウルした
(14秒以上)
[ 継 続 ]
ディフェンス側がバックコートでテクニカルファウルした[24秒リセット]

第4クォーター、オバータイムのゲームクロックが2分以下でのタイムアウトの場面

最後の2分について(ミニバスは対象外)

4クォーターやOT(オーバータイム)の最後の2分でバックコートからのスローインを得た場合、タイムアウト後のスローインの場所を選ぶことができます。
・フロントコートからのスローインを選んだ場合:[14秒リセット]
・バックコートからのスローインを選んだ場合:[24秒リセット]

アウトオブバウンズでスローインを得て、
バックコートから再開する場合
[ 継 続 ]
アウトオブバウンズでスローインを得て、
フロントコートから再開する場合(13秒以下)
[ 継 続 ]
アウトオブバウンズでスローインを得て、
フロントコートから再開する場合(14秒以上)
[14秒リセット]
ファウルやバイオレーション(アウトオブバウンズ以外)で
スローインを得て、バックコートから再開する場合
[24秒リセット]
ファウルやバイオレーション(アウトオブバウンズ以外)で
スローインを得て、フロントコートから再開する場合
[14秒リセット]
得点を決められた後にタイムアウトをとって、
バックコートから再開する場合
[24秒リセット]
得点を決められた後にタイムアウトをとって、
フロントコートから再開する場合
[14秒リセット]

ショットクロックに関する審判ジェスチャー

ショットクロックバイオレーションのシグナル

24秒ルール審判ジェスチャー

ショットクロックのリセットのシグナル

ショットクロックのリセットの審判ジェスチャー

ショットクロックオペレーターのコミュニケーション

ゲーム開始時

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

スタート。白コントロールしました。

白コントロール OK。アローを赤に向
けます。

アロー赤、OK です。

スタート・ストップ・リセット

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(ショットクロックをスタートするとき)

スタート。

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(ショットクロックをストップするとき)

ストップ。

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(24秒リセットするとき)

24秒リセット。

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(14秒リセットするとき)

14秒。

タイマー
タイマー

OK。

補足

・ゲームクロックがスタート/ストップするときは、次の2つの場面を除いて、ショットクロックも同時にスタート/ストップする。
(1)ジャンプボール後のスタート(ゲームクロックはタップの瞬間。ショットクロックはコントロール成立の瞬間)
(2)最後のフリースローのショットが不成功でリングに当たった後のスタート(ゲーム・クロックはプレーヤーがボールに触れた瞬間。ショットクロックはコントロール成立の瞬間)
・タイマーとショットクロックオペレーターは、2人の「スタート」「ストップ」のコールが同時になるように、操作の精度を高めることが大切である。

TOマニュアル簡易版より引用

スローインでゲームを再開するとき

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(リセットのとき)

24 秒リセットです。

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(継続のとき)

8 秒継続です。

タイマー
タイマー

OK です。

ショットクロックのカウントダウン※

※ただしミニバスは赤・黄のフラッグをショットクロックオペレーターが担当するので対象外

タイマー
タイマー

(残り14になったら)

14 秒。

ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

OK。

タイマー
タイマー

(残り5秒になったら)

5, 4, 3,2, 1。

各クォーター終了のカウントダウン

 ショットクロックオペレータ
ショットクロックオペレータ

(残り10秒になったら)

10, 9, ・・・, 3, 2, 1。

ポイント

各クォーター終了のカウントダウンはタイマーの仕事ではなくショットクロックオペレーターの仕事でした。
これはタイマーがゲームクロックと試合状況に集中するための処置のようです。
逆にショットクロックのカウントダウンはショットクロックオペレーターがショットクロックと試合状況に集中するためにタイマーの仕事です。

補足

各 Q、OT の終わり間際で、ゲームクロックのカウントダウンと重なる場合は、タイマーが「各自でカウントダウンを行う」ことを宣言したあと、SCオペレーター自身がカウントダウンを行う。

TOマニュアル簡易版より引用
注意

「ミニバス」では、地域によっては、残り10秒~5秒の間、黄旗を振り、残り5秒~0秒の間、赤旗を振るローカルルールが存在します。

シュートを打ったとき

 ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(シュートがリングに当たったとき)

当たった。

 ショットクロックオペレーター
ショットクロックオペレーター

(シュートが入ったとき)

入った。

コービー・ブライアント追悼の動画

コービー・ブライアントの背番号8番と24番にちなんで追悼の意を示すため、意図的に犯したバイオレーションの動画

24秒ルール(ショットクロック)に関する公式ルール

”2026 バスケットボール競技規則 (公益)日本バスケットボール協会 2026 年4 月1 日施行“ より引用

第29 条 ショットクロック (Shot clock)

29-1 ルール

29-1-1 以下の状況において:

  • コート上でプレーヤーがライブのボールをコントロールするとき
  • スローインのときは、コート上のプレーヤーがスローインされたボールに正当に触れ、スローインしたチームのプレーヤーがそのボールをコントロールしたとき。
    そのチームは24 秒以内にショットをしなくてはならない。

24 秒以内にショットをしたとみなされるためには、以下の2つのことが満たされなければならない:

  • ショットクロックのブザーが鳴る前に、ボールがプレーヤーの手から離れていること
  • ボールがそのプレーヤーの手から離れたあと、リングに触れるかバスケットに入ること

29-1-2 ショットクロックの終了間際にショットがなされ、そのボールが空中にある間にショットクロックのブザーが鳴った場合:

  • ボールがバスケットに入った場合、バイオレーションにはならない。ブザーはなかったものとし、得点は認められる
  • ボールがリングに触れるがバスケットに入らなかった場合、バイオレーションにはならない。ブザーはなかったものとし、ゲームは続行される
  • ボールがリングに当たらなかった場合、バイオレーションになる。しかし相手チームが速やかかつ明らかにボールをコントロールした場合、ブザーはなかったものとし、ゲームは続行される

バックボードの外枠上部が黄色く点灯するように備えられている場合は、ショットクロックのブザーよりもその点灯を優先する。

ゴールテンディングインタフェアレンスに関する規定は全て適用される。

補 足

ショットクロックのブザーが鳴った後でも全て適用される。

29-2 手順

29-2-1 ジャンプボールや、第1クォーター以外のクォーターやオーバータイムを始めるときにセンターラインから行うスローインのあと、プレーヤーがコート上でライブのボールのコントロールを得た場合、ボールを得た場所がフロントコートかバックコートかにかかわらず、ショットクロックは24 秒から動かし始められる。

29-2-2 審判が次の理由でゲームを止めたときは、ショットクロックをリセットする:

  • ボールをコントロールしていないチームのファウルあるいはバイオレーションの場合(ボールがアウトオブバウンズになる場合は除く)
  • ボールをコントロールしていないチームに原因がありゲームを止めた場合
  • どちらのチームにも関係のない正当な理由でゲームを止めた場合

これらの場合、ボールのポゼッションはボールをその前にコントロールしていたチームに与えられる。

そのチームのスローインが以下の場所で行われる場合:

  • バックコートの場合、ショットクロックは24 秒にリセットされる
  • フロントコートの場合、ショットクロックは以下のとおりリセットされる:

−ゲームが止められたときにショットクロックが14 秒以上であった場合、ショットクロックはリセットされず、止められたときに残っていた秒数から継続される

−ゲームが止められたときにショットクロックが13 秒以下であった場合、ショットクロックは14 秒にリセットされる

ただし、審判がどちらのチームにも関係のない理由でゲームを止め、ショットクロックをリセットすることで相手チームが不利な状況になる場合は、ショットクロックは止められた時間から継続となる。

29-2-3 審判が、ボールをコントロールしているチームのファウルやバイオレーション(ボールがアウトオブバウンズになった場合も含む)でゲームを止め、スローインが相手チームに与えられる度に、ショットクロックはリセットされる。

オルタネイティングポゼッションにより新たなオフェンスチームにスローインのボールが与えられる場合も、ショットクロックはリセットされる。

そのチームのスローインが以下の場所で行われる場合:

  • バックコートの場合、ショットクロックは24 秒にリセットされる
  • フロントコートの場合、ショットクロックは14 秒にリセットされる

29-2-4 ボールをコントロールしているチームにテクニカルファウルが宣せられたとき、ゲームはテクニカルファウルが宣せられたときにボールがあった場所に最も近いアウトオブバウンズからスローインで再開される。ショットクロックはリセットされることなく、継続される。

29-2-5 第4クォーター、オーバータイムでゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示しているとき、バックコートからスローインを与えられることになっているチームに認められたタイムアウトの後で、そのチームのコーチは、フロントコートのスローインラインからのスローインでゲームを再開するか、バックコートのゲームが止められた場所に最も近いアウトオブバウンズからのスローインでゲームを再開するかを選択することができる。

タイムアウトのあと、スローインは以下のとおり行われる:

  • ボールがアウトオブバウンズになった結果、そのチームのスローインが:

−バックコートの場合、ショットクロックは継続される

−フロントコートの場合、ショットクロックが13 秒以下の場合は継続される。ショットクロックが14秒以上の場合は14 秒にリセットされる

  • ファウルやバイオレーション(ボールがアウトオブバウンズになった場合は含まない)の結果、そのチームのスローインが:

−バックコートの場合、ショットクロックは24 秒にリセットされる

−フロントコートの場合、ショットクロックは14 秒にリセットされる

  • ボールを新たにコントロールしたチームがタイムアウトを取り、そのチームのスローインが:

−バックコートの場合、ショットクロックは24 秒にリセットされる

−フロントコートの場合、ショットクロックは14 秒にリセットされる

29-2-6 アンスポーツマンライクファウルあるいはディスクォリファイングファウルに含まれる罰則で、スローインがフロントコートのスローインラインから行われるとき、ショットクロックは14 秒にリセットされる。

29-2-7 ボールが相手チームのバスケットのリングに触れたとき、ショットクロックは以下のとおりにリセットされる:

  • 相手チームがボ―ルをコントロールした場合は、24 秒
  • ボールがリングに触れる前にボールをコントロールしていたチームと同じチームがボールをコントロールした場合は、14 秒

29-2-8 一方のチームがボールをコントロールしているとき、あるいはどちらのチームもボールのコントロールを得ていないときに、ショットクロックのブザーが誤って鳴った場合、ブザーはなかったものとし、ゲームは続行される。

ただし、ボールをコントロールしていたチームが不利な状況になると審判が判断した場合、ゲームを止め、ショットクロックを訂正し、ボールのポゼッションはそのチームに与えられる。

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