ユニフォームはもちろんですが、試合で身に付けるサポーターやアクセサリー類にも公式ルールがあることをご存じでしょうか。
本記事ではバスケの服装やアクセサリーなどに関する規則を説明します。
ユニフォームのようにチームで準備するものだけでなく、靴下やサポーターなどそれぞれが準備するようなものについても公式規定があるため、チームスタッフだけでなく選手および保護者も知っておく必要があります。
本投稿ではルール説明だけでなく、選ぶ際の簡単な注意点やポイントを記載しました。また、探しやすいように大手ネットショッピングサイトへのリンクも用意しましたので、ぜひご活用ください。
試合中身に付けて良いものと注意点
- プレーヤーは、他のプレーヤーに切り傷やすり傷を与えるようなもの(指の爪は短く切っておくこと)や、ヘアアクセサリーや貴金属類など、他のプレーヤーに怪我をさせる可能性があるものを着用してはならない。
- 同じチームの全てのプレーヤーの腕や脚のコンプレッションスリーブ、ヘッドギア、リストバンド、ヘッドバンドは全て同じ単色でなければならない。
マスク
ベンチにおいてもマスクを着用し、会話を控えること。
身に付けて良いというか、むしろ外して良いのはプレー中および食事中だけ。
NBAでは、ベンチ外の選手とコーチングスタッフが試合を通してマスクを着用する義務があり、ベンチに座っている選手たちにもマスク着用を義務付ける方針となっている。
腕や脚のコンプレッションスリーブ。(アームスリーブ・レッグスリーブ、カーフスリーブ)
ただし、チームで色を揃えなくてはならない。
リストバンドやヘッドバンド
最大10cm の幅で、繊維素材のものに限り使用可。ただし、チームで色を揃えなくてはならない。
サポーター類
ただし、チームで色を揃えなくてはならない。
ソックス(靴下)
- ソックスは、全てのチームメンバーが同じ主となる色でデザインされたものでなければならない。
- ソックスは見える状態でなければならない。
ハンドウォーマー(手袋)
ただし、チームで色を揃えなくてはならない。
アンダーウェア(インナーパンツなど)
- ユニフォームのシャツの下にシャツ状のものを着用することは、いかなるスタイルであっても認められない。
- アンダーウェアおよびインナーパンツもユニフォームからはみ出すものは不可。
バッシュ
- 点滅するライト、反射素材やその他の装飾物は認められない。
- 左右同じシューズ(形状・メーカー)であること。
眼鏡(スポーツゴーグル)
他のプレーヤーに危険が及ばないもの。
テーピング
テーピングについては、国内大会においてはチーム内で同じ単色に揃える必要は無い。
その他の装備品
●十分にパッドで覆われている防具。
ただし、柔らかいパッドで覆われていても、指、手、手首、肘や前腕の防具、ヘルメット、固定具や支持具で、皮革、プラスティック、合成樹脂、金属、その他硬い素材でつくられているものは使用してはならない。
●ヘッドギア。
- 顔の一部(目、鼻、唇等)あるいは全部を覆うものではなく、着用するプレーヤーあるいはその他のプレーヤーに危険なものであってはならない。またヘッドギアは顔や首に開閉部分を持たず、表面に突起物があってはならない。
- チームで色を揃えなくてはならない。
●膝や足首の装具(医師の診断に基づく一時的な治療用の装具)。
●負傷した鼻のプロテクター(硬い素材でつくられたものを含む)。
●無色透明なマウスガード。
ユニフォームについて(公式ルール)
“2021 バスケットボール競技規則”「公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)」より引用
4-3 ユニフォーム
国内大会におけるユニフォームの規定は「JBA ユニフォーム規則」に準じる。
4-3-1 全てのチームメンバーのユニフォームの規定は、次のとおりとする:
- シャツは、パンツと同様に前後同じ主となる色でデザインされたもの。
シャツに袖がある場合は肘より上まででなければならない。長袖は認められない。
全てのプレーヤーは、コート内ではシャツをパンツの中に入れなければならない。「オールインワン」は認められている。
国内大会では、女子についてはシャツをパンツの外に出すようにデザインされたものを使
用してもよい。
- シャツの下にT シャツを着ることは、いかなるスタイルであっても認められない。
- パンツは、シャツと同様に前後同じ主となる色でデザインされたもの。
パンツの裾は膝より上まででなければならない。
- ソックスは、全てのチームメンバーが同じ主となる色でデザインされたもの。
ソックスは見える状態でなければならない。
国内大会においては大会主催者の考えにより変更することができる。
4-3-2 各チームメンバーはシャツの前面と背面に、シャツの色とはっきりと区別できる色で整数の番号をつける。
番号ははっきりと見えるもので、そのうえで:
- 背面の番号の高さは20 ㎝以上とする。
- 前面の番号の高さは10 ㎝以上とする。
- 番号の幅は2㎝以上とする。
- 番号は0、00 および1から99 のいずれかを用いる。
同一チーム内において、「0」と「00」は同時に使用することができる。
- チーム内で異なるプレーヤーが同じ番号を用いてはならない。
- ユニフォームに広告や商標、ロゴマーク等をつける場合は、番号から5㎝以上離れていなければならない。
4-3-3 各チームは、シャツを2セット以上用意しておかなければならない。
「2セット以上」とは濃淡それぞれ2セットである。ただし国内大会においては、大会主
催者の考えにより決定することができる。
そのうえで:
- プログラム上で最初に記載されているチーム(またはホームチーム)は淡色のシャツを着用する。(白色が望ましい)
- プログラム上で2番目に記載のあるチーム(またはビジターチーム)は濃色のシャツを着用する。
- ただし、両チームの話し合いで双方が了解した場合は、シャツの色の濃淡を交換することができる。
4-4 その他の身につけるもの
国内大会におけるその他の身につけるものについては「JBA ユニフォーム規則」に準じる。
4-4-1 プレーヤーは、プレーをするのにふさわしくないもの、ゲームに支障をもたらすものを身につけてはならない。身長や腕の長さを補ったり、その他どのような方法であれ、不当な利益をもたらすような用具・器具を使用したり着用したりしてはならない。
4-4-2 プレーヤーは、他のプレーヤーに怪我をさせる可能性があるものを着用してはならない。
- 次のものは身につけてはならない:
−柔らかいパッドで覆われていても、指、手、手首、肘や前腕の防具、ヘルメット、固定具や支持具で、皮革、プラスティック、合成樹脂、金属、その他硬い素材でつくられているもの。
−他のプレーヤーに切り傷やすり傷を与えるようなもの。(指の爪は短く切っておくこと)
−ヘアアクセサリーや貴金属類。
- 次のものは身につけても差し支えない:
−十分にパッドで覆われている肩、上腕、大腿部や下腿部の防具。
−腕や脚のコンプレッションスリーブ。
−ヘッドギア。顔の一部(目、鼻、唇等)あるいは全部を覆うものではなく、着用するプレーヤーあるいはその他のプレーヤーに危険なものであってはならない。またヘッドギアは顔や首に
開閉部分を持たず、表面に突起物があってはならない。
−膝の装具。
−負傷した鼻のプロテクター(硬い素材でつくられたものを含む)。
−無色透明なマウスガード。
−眼鏡で、他のプレーヤーに危険が及ばないもの。
−リストバンドやヘッドバンドは、最大10cm の幅で、繊維素材のもの。
−腕や肩、脚等のテーピング。
−足首の装具。
同じチームの全てのプレーヤーの腕や脚のコンプレッションスリーブ、ヘッドギア、リストバンド、ヘッドバンド、テーピングは全て同じ単色でなければならない。
4-4-3 ゲーム中にプレーヤーが着用するシューズは色の組み合わせは自由であるが、左右は必ず同じものでなければならない。点滅するライト、反射素材やその他の装飾物は認められない。
シューズの左右の色が違う場合でも、同じシューズ(形状、メーカー)であること。
4-4-4 ゲーム中、プレーヤーはいかなる商業的、宣伝的、チャリティー目的の名前やマーク、ロゴやその他特定できるものを体、髪の毛、その他の場所に表示させてはならない。
4-4-5 本条に記載のない、その他の身につけるものについては、FIBA テクニカルコミッションによって承認されなければならない。
国内大会においては、承認者は大会主催者となる。大会主催者は必要に応じて(公財)日本バスケットボール協会に確認する。