テーピングは「怪我の予防」や「怪我をしたときや患部の保護」または「怪我の再発を防ぐ」ために使用します。
テーピングを巻くこと自体は難しくありませんが、適切な貼り方(巻き方)ができなれば、せっかくのテーピングも効果が期待できません。特にバスケの試合での怪我(軽傷)をしたときに、自分でテーピングが巻けるようになると痛みに応じた巻き方ができるので効果的です。
本記事では、バスケの試合で怪我をしたときに自分でテーピングを使って応急処置をする方法を説明します。
試合で怪我をしたときの応急処置
怪我の応急処置の基本「RICE処置」を覚えておきましょう。
- Rest(安静)
- Ice(冷却)
- Compression(圧迫)
- Elevation(心臓より高く幹部を上げる)
テーピングはこの中の「3.Compression(圧迫)」で使用します。
テーピングの種類と選び方
テーピングは目的に応じて選びます。
- 固定するときは「ホワイトテープ」
- 患部を圧迫したいときは「ソフト伸縮テープ」
- 可動部には「ハード伸縮テープ」
- 筋肉の動きをサポートするには「キネシオ」
国内大会ではテーピングの色についての規定はありません。
※競技規則には以下の記述がありますが、「ユニフォームとプレーヤーが競技中に身につけられるものに関するQ&A 【2021.3.1 更新版】」で国内大会においてはテーピングの色についてはチーム共通でなくても良いとされています。
同じチームの全てのプレーヤーの腕や脚のコンプレッションスリーブ、ヘッドギア、リストバンド、ヘッドバンド、テーピングは全て同じ単色でなければならない。
テーピングを巻くときにあるお便利なもの
テーピングの効果
- 動きを制限する
- 身体を補強する
- 患部を圧迫する
- 患部を固定する
- 患部を保護する
- 安心感を得る
テーピングの貼り方(巻き方)
基本となる貼り方
- アンカー:テープがズレたり剥がれたりしにくいように固定するために最初と最後の位置に貼る
- スターアップ:足首を固定するためにくるぶしの上あたりから足の裏を通して反対側の同じ位置ぐらいまで貼る。これを3回繰り返す
- フィギュアエイト:「軽い捻挫をしたときの応急処置(フィギュアエイト)」参照
- ヒールロック:「怪我予防のための巻き方(ヒールロック)」参照
- Xサポート:Xの交点に患部がくるようにテープをX字に貼る。補強のために縦サポートを併用することが多い「突き指したときの応急処置」参照
- スパイラル:膝や肘のXサポートの補強やねじれの動きを制限するためにらせん状に巻くように貼る
- スプリット:主に間接を圧迫して膝の皿を固定するときにテープを立てに半分に割き、膝の皿を挟み込むように貼る
- アンダーラップ:テープの粘着から皮膚を保護するために貼る
- ホースシュー:足首のブレやねじれを防ぐため、またはスターアップをサポートするためにかかと周りをU字に貼る。
- サーキュラー:足首の固定力を強化するために貼る。脛の側からふくらはぎを通って脛にU字に戻るように1/2程度ずらしながらアンカー位置からホースシューを貼ったあたりまで何枚も貼る。ふくらはぎの形状に合わせて扇状に貼るのがコツ。
↓貼り方はこちらのサイトが詳しいです↓
突き指したときの応急処置
可動域を制限したいので、必ず一本は指の側面に真っすぐ沿うラインに貼るがコツです。
軽い捻挫をしたときの応急処置(フィギュアエイト)
足の小指側の側面を引っ張り上げるときに強めに引っ張ることが大切です。
怪我予防のための巻き方(ヒールロック)
この方法も小指側の側面を強めに引っ張り上げるのがコツです。かかとをしっかりサポートする巻き方なので安心感があります。
応急処置では対処できないときは(PR)
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