ツーパスアウェイ※のディフェンス(3線のディフェンス)の目的
※ボールマンとの間に1人以上のオフェンスプレイヤーを挟む、2人目以上の離れたポジション
- ボールマンのドライブに対するヘルプ
- ゴール下へのダイブを防ぐ、またはゴール下へのパスをカットする(カッティングの動きへの対処)
- マークマンにパスが渡った時の守りの準備(スキップパスへの対処「クローズアウト」)
ツーパスアウェイ(3線のディフェンス)のディフェンスの動き
「ピストルスタンス」とポジショニングについて
ボールマンとマークマンそれぞれを指で差し(ピストルスタンス)、両方が見える中間位置にポジショニングする。ボールマンとマークマンの動きに合わせて常に場所を微調整し続ける。
注意
U15の試合では、ヘルプサイドにマークマンがいる場合、ミドルラインを越えて、ボールサイドに両足を踏み込んで守るとマンツーマンディフェンスの違反となるので注意が必要。(マンツーマンペナルティの対象となる)
ヘルプタイミング
1.ボールマンディフェンスが抜かれた瞬間
重要
ヘルプのタイミングは、早すぎると自分のマークマンをフリーにしてしまうし、遅すぎるとゴールを許してしまったり、以降のローテーションが間に合わなくなってしまうため、タイミングが重要。
2.ボールマン以外のオフェンスプレイヤーがゴールに向かってカット(ダイブ)してきたとき
重要
パスコースに入ってパスを防ぐか、バンプして制限区域への侵入を防ぐ(チェックザカッター)
クローズアウトのやり方
マークマンにパスが出た際、ボールが空中にある間に、クローズアウトする。
- パワーポジションで構える
- 全力でマークマンに近づく(遅れるとカウンタードライブで抜かれる)
- ハーキーステップやジャンプストップ(クイックストップ)で止まる
- ハンズアップ(シュートコンテストとポストへのパスを防ぐ)
- マークマンのボールミートの動きに合わせてゴールライン上をキープする
「ヘジテーション」と「ローテーション」とは
「ローテーション」とは、ボールマンドライブをヘルプマンがカバーした後など、ヘルプしたディフェンダーのマークマンがオープンになるのを防ぐため、近いディフェンダーがその選手を守り、それに伴い、順番にマークマンが変わること。
「ヘジテーション」とは、ヘルプマンが一旦、オフェンスを止め、元のマークマンに戻る(ローテーションしない)こと。