【ディフェンスのフットワーク】~フットワークの種類一覧と動きのポイントまとめ~

※2022年5月8日:文体変更および補足的な内容を追加。

この記事はバスケの試合におけるディフェンスのフットワークについてのまとめです。

ディフェンスのフットワークは、「相手を止める」、「相手を行きたい方へ行かせない」、「いい場所を確保する」、など、様々なディフェンスのパフォーマンスに影響します。

オフェンスのステップも大切ですが、特にディフェンスのフットワークは、すぐに上達しないため日頃の練習の積み重ねが大切になります。

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フットワーク(ステップ)の種類一覧

横方向へのステップ(サイドステップ)の種類

サイドステップでの注意点
  • 手を横に広げない。(相手にその手が当たればファウルになる)
  • 足を交差しない、また、足の幅を狭くしない。(面で守るイメージを持つ)
  • 頭の位置を上下させない。(無駄な動きはなるべくしない)
  • 極端な重心移動をしない。(逆への反応が遅れる)

スライドステップ

横方向に足をステップし、もう片方の足をすり足で引き寄せる。

このステップの姿勢と足運びがサイドステップの基本。

ステップスライド

横方向に足をステップし、着地と同時にもう一歩ステップする。もう片方の足はすり足で引き寄せる。

相手の一歩目に合わせて最初のステップをすることで、ジャブステップや切り返しにも対応できる。

キックステップ

動きたい方向に足をステップしながら、もう片方の足で地面を蹴り大きく反対側に移動する。

反応が遅れて、「スライドステップ」で対応できないときでも、相手の正面に入りやすい。

ステップステップ

「キックステップ」を小さく2度繰り返す。

「キックステップ」に比べて足が地面から離れている時間が短くなるため、ジャブステップや切り返しにも対応できる。

ラン&グライド(クロスラン)

サイドステップから「クロスラン」に切り替えて、ドリブルコースに先回りするフットワーク。

サイドステップから「クロスラン」に切り替えるタイミングと、相手に追いついたら、「クロスラン」からサイドステップに戻るタイミングが重要。

前後のステップの種類

ホップストップとバックステップ(クイックホップ)

片足または両足で軽くジャンプして前へステップする動きを「ホップストップ」といい、同じく後ろに軽くジャンプする動きを「バックステップ(クイックホップ)」という。(左右の動きである「キックステップ」を前後に置き換えたイメージ)

主に相手との間合いの調整や駆け引きの際、使用する。

アタックスライド(アドバンスステップ)とリトリートステップ

前方向に足をステップし、もう片方の足をすり足で引き寄せる動きを「アタックスライド(アドバンスステップ)」といい、後方に足をステップし、もう片方の足をすり足で引き寄せる動きを「リトリートステップ」という。(左右の動きである「スライドステップ」を前後に置き換えたイメージ)

「アタックスライド(アドバンスステップ)」は、「クローズアウト」の場面やステップバックの間合いを詰めるときに使用する。
「リトリートステップ」は主にフロントコートで下がりながらディフェンスする際に使用する。

ハーキー(クローズアウト)

「ハーキー」は主に「クローズアウト」の際、使用するステップで、パスのボールが空中にあるときに左右の足を交互に小刻みに動かしながら相手との距離を詰める動き。

「ハーキー」を使うことで、距離を詰める際、カウンタードライブの狙いを防ぐことができる。

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ディフェンスの場面ごとに求められる動き

バスケの試合の流れの中で、場面に応じてさまざまなフットワークが必要になります。

1.ボールマンを守るディフェンス(1対1の場面【1線ディフェンス】)

抜こうとしているオフェンス選手(ボールマン)と対峙している場合は、ゴールとボールマンの間に入り、常にボールマンに体の正面を向けるようにする必要があります。

シュートを打とうとしているオフェンス選手(ボールマン)と対峙している場合は、シュートチェック(コンテスト)できる距離を保たなければなりません。相手とのスペースが開いてしまっている場合は、シュートを打たせないためにスペースを詰めなければなりません。

重要

特にU15以下のカテゴリーではマンツーマンが義務付けられていることもあり、ボールマンを守るディフェンス(マンツーマンディフェンス)が重要です。

2.パスの受け手を守るディフェンス(ディナイとサギングの場面【2線ディフェンス】)

ディナイ(パスコースに手をかざすようにしてパスを防ぐ守り方)の場合、相手がボールをもらうための様々な動きに対応しなければなりません。後ろに下がる動き、VカットやLカットなどの動き、ゴールに向かうカットの動きなど、フットワークだけでなく相手の次の動きを予測する感性も必要になります。

マークマンから少し離れて、ボールマンと正対するサギングの場合、ボールマンのドライブのヘルプも視野に入れ必要があるため、マークマンだけでなく、ボールマンの動きに応じてポジションを変化させる必要があります。

3.ヘルプポジションでのディフェンス(ヘルプディフェンスの場面【3線ディフェンス】)

3線を守るときは、味方が抜かれたとき、または抜かれそうなときに素早くカバーしなければなりません。

また、自分のマークマンにパスが渡ったとき(正確にはパスが空中にあるとき)、素早く「クローズアウト」しなければなりません。

4.ポストアップする選手、またはしようとする選手に対するディフェンス(ポストディフェンス)

自分のマークマンがポストアップしようとする場合、まずボールを持たせないために、フラッシュやカット、シールなどボールをもらうための様々な動きに対応しなければなりません。

また、ボールが渡ってしまったら、ポストアップした選手のターンやステップインなど、シュートに繋がる動きには特に注意しなければなりません。

5.スクリーンに対するディフェンス

ファイトオーバースライドスルースイッチなどの動きが求められます。

しっかり守るためには、フットワークだけでなく、味方との連携と相手の攻撃を予測する感性が必要です。

6.速攻をさせないディフェンス(セーフティー、トランジションディフェンス)

セーフティーでは、速攻を遅らせる、または速攻を止める動きが求められます。早く戻る意識が最も重要ですが、スピードに乗った相手に対しては、フットワークだけでなく、相手を遠回りさせるようなポジショニングでコース(ゴールラインボールライン)を守る意識が必要です。また、速攻を遅らせて、味方が戻ることに成功したら、声での指示(コミュニケーション)などを使って、味方と素早く連携して守ります。

カワイ・レナードのディフェンス動画

ディフェンスフットワークのわかりやすい動画