※2026年8月9日:2026年4月施行の新ルール(JBA プレーコーリング・ガイドライン)に対応。
手で相手に触れる行為はどこまでがセーフでどこからがファウルになるのでしょうか。
バスケのファウル判断の中でも、チャージング(オフェンスファウル)とプッシング(ディフェンスファウル)の判断に次いで判断が難しく、審判によるばらつきの大きい部分です。
正確に理解することで、少しでも有利にプレーできるようにしましょう。
イリーガルユースオブハンズ(illegal use of hands)とは

イリーガルユースオブハンズ(illegal use of hands)とは、手・腕・肘の不当なコンタクトにより、相手のフリーダムオブムーブメント(RSBQ)に影響を与えた場合に宣告されるパーソナルファウルを指す。
このうち相手の手をはたくファウルのことはかつてはハッキングと呼ばれた。
プレーコーリング・ガイドラインには、コンタクトの影響 (そのコンタクトが、コンタクトを受けた相手プレーヤーのプレーに影響を及ぼしていること) を判断する際、以下のような基準が定義されています。
- R(リズム)
- S(スピード)
- B(バランス)
- Q(クイックネス)
ハンドチェッキング(ハンドチェック)とは

ハンドチェッキングとは、ディフェンスが手や腕を使って相手の動きを妨げる行為であり、特にRSBQに影響を与えるコンタクトはイリーガルと判断される。
- 両手で相手に触れる
- 肘を伸ばして相手に触れる
- 何度も相手に触れる
- 長い時間触れ続ける
ファウルの判定の中でも特に審判によって判断に幅があるファウルです。
<参考>
2004-05シーズンからNBAが導入した『ハンドチェック禁止』のルールでは、攻撃時の選手に対し、ディフェンス側が選手の身体に手と腕で触れることを禁じている。
オフェンスの動きの自由度を高める目的で導入されたが、フィジカルの強いインサイドの選手が活躍しづらくなり、ガードやアウトサイドの選手が活躍しやすくなった。
このルール変更が無ければステフィン・カリーやジェームス・ハーデンの今の活躍は無かったかもしれないといわれるぐらい影響の大きいルール変更だった。
イリーガルユースオブハンズのファウル判断
“JBA プレーコーリング・ガイドライン”より引用
基本的考え⽅
- どちらか一方のプレーヤーに不当に有利・不利が生じないように、オフェンス・ディフェンス共にコート上を自由に動く権利、フリーダムオブムーブメントを確保し、クリーンでスムーズなゲームを提供する。
- イリーガルな手・腕・肘は、そのゲームの中でラフなプレーを引き起こす原因となるため整理する必要がある。
- イリーガルな手・腕・肘は、ディフェンスだけでなくオフェンスに対しても整理をする必要がある。
- イリーガルな手・腕・肘は、最初にイリーガルアクションを起こしたプレーヤーに対して判定する必要がある。
イリーガルユースオブハンズをコールされないように気をつけたいプレー
“JBA プレーコーリング・ガイドライン”より引用
ディフェンスのイリーガルな⼿・腕・肘(HAND-CHECKING 含む)
- RSBQ に影響がない(マージナル)程度の手の使い方であった場合、審判は笛を咥えながら声を使いそのプレーをやめさせる。ただし、声を掛けたのにも関わらず、何度も繰り返し手を相手にコンタクトさせている場合や、マージナルからRSBQ に影響を与えるコンタクトに発展した場合、審判は直ちにファウルを宣する。
- オフェンスに対してイリーガルな片手または両手を使う事や、短い時間でも触れ続ける等の RSBQ に影響を与えるコンタクト。
- オフェンスの背中や腰に対して手・腕を巻く、片手または両手で押す。
- オフェンスに対してシリンダーを超えたイリーガルな手・腕でコンタクトする。
- ピック&ロール等のスクリーンプレーで、スクリーナーに対してイリーガルな手・腕を使って進行を妨げる。
オフェンスのイリーガルな⼿・腕・肘
- ボールを持っている(ドリブルを含む)オフェンスがディフェンスに対してイリーガルな手・腕を使ってコンタクトを起こす。
- オフボールのオフェンス(ポストプレー含む)が、ディフェンスの身体に対し手・腕を巻く。
- オフボールのオフェンス(ポストプレー含む)が、⼿・腕・肘を使ってディフェンスの腕を巻く
- オフボールのオフェンス(ポストプレー含む)が、スペースを作るためにイリーガルな手・腕を使ってコンタクトを起こす。越えた⼿・腕・肘でディフェンスをロック(Lock)して⽌める




