※2023年5月7日:審判ジェスチャー追加に伴い「ゴールテンディングとインタフェアレンス」を追加
バイオレーションとは、ファウル以外でのルール違反のことで、ボールポゼッションが相手チームに移り※、スローインでの再開となる。
※ヘルドボール(ジャンプボールシチュエーション)の場合はボゼッションアローの向きによりボゼッションが決まる
※ディフェンス側のゴールテンディングまたはインターフェアの場合は得点が認められる
必ず知っておきたいバイオレーション一覧と審判ジェスチャー
バックコートバイオレーション
フロントコートでボール保持しているプレイヤーがバックコートに戻ること
注:ミニバスは対象外
ダブルドリブル(イリーガルドリブル)
プレイヤーが一旦ドリブルを終えた後、再度ドリブルを始めること
トラベリング
ボールを持ったまま、3歩以上歩くこと
ヘルドボール
片手または両手をボールにしっかりとかけたプレーヤー間で奪い合いになったとき、どちらのプレーヤーも乱暴にしなければマイボールにできない状況
アウトオブバウンズ
エンドラインまたはサイドラインより外にボールが出ること
注:ミニバスではわざと相手に当てて出した場合は相手ボールとなる
↑“2021 バスケットボール競技規則 ミニバスケットボールにおける適用規則の相違点
(公財)日本バスケットボール協会 2021年4月1日施行” により廃止。
キックボール
故意に足でボールを蹴ること
3秒ルール
オフェンスプレイヤーが相手側ペイントエリア内(制限区域内)に3秒以上とどまったとき
5秒ルール
ボールを受け取ってから5秒以内に、パス、ドリブル、シュートをしなかったとき
注:ボールをコート内で保持しているときは、ディフェンダーに近くでプレッシャーをかけている状況で5秒以上経過した場合にのみ本バイオレーションがコールされる
8秒ルール
8秒以内にフロントコートにボールを運べなかったとき
注:ミニバスでは対象外
24秒ルール(ショットクロックバイオレーション)
ボールポゼッションを得たオフェンス側のチームが24秒以内にシュートを決めるか、リングにあてることができないとき
その他の覚えておきたいバイオレーション
ゴールテンディングとインタフェアレンス
2023年から審判ジェスチャーが追加になりました。
シュートしたボールが落ちてきている最中にボールに触ったり(ゴールテンディング)、ボールがリングに触れている間または、リングに入る可能性がある間に、ボール・リング・ネット・バックボードに触れる(インタフェアレンス)と宣告されるバイオレーションです。
ゴールテンディングの審判ジェスチャーで本ページに辿りつく方がいるようなので、説明を追加します。
ゴールテンディングにジェスチャーはありません。
審判の方が示すのは「得点」か「得点キャンセル」かです。
インターフェア(インタフェアレンス)もゴールテンディングと同様にジェスチャーはありません。
NBAでの参考になりそうな動画↓
フリースロー時のバイオレーション
- フリースローシューターがフリースローラインを踏むか踏み越えたとき
- フリースローシューターがシュートを打つ前にフリースロー時にリバウンダの位置にいる選手が制限区域内に入ったとき
※最後のフリースローのとき(ワンスローの場合は1回目)、相手チームの選手が制限区域内に入った場合は、フリースローのやり直しとなる。両チーム同時に制限区域内に入った場合はジャンプボールシュチエーションとなる。ただし、フリースローが入った場合はカウントが認められる
バイオレーションの動画
ファウルに関する関連記事
公式ルール
“2023 バスケットボール競技規則 (公益)日本バスケットボール協会 2023年4 月1 日施行” より引用
第 22 条 バイオレーション (Violations)
22-1 定義
バイオレーションは、規則の違反である。
22-2 罰則
規則の中で別途規定がある場合を除き、バックボードの真後ろを除く、規則の違反(ファウルやバイオレーション)が起こった場所から最も近いアウトオブバウンズから行うスローインのボールが相手チームに与えられる。