※2021年8月13日 JBA公式へのリンクを追加
ミニバスと一般のバスケットボールとのルールの違いをできるだけさらっとスマホで確認できるように、簡潔にまとめました。特に以下のような方にとって役に立つ内容だと思います。
- 「お子さんがミニバスを始めたばかりで一般バスケ経験のある保護者の方」
- 「ミニバス(U12)から、一般(U15)バスケへ移行する選手」
「ミニバスルールと一般ルールの違い」早わかり表
基本的な違い
項目 | ミニバス | 一般 |
---|---|---|
コートの広さ | 縦28m~22m、横15m~12m | 縦28m、横15m ※バックボードからエンドラインまでの距離がミニバスより少し広い。 |
リングの高さ | 260cm | 305cm |
ボールのサイズ | 5号(軽量5号) | 男子7号、女子6号 |
出場人数 | プレーをする資格のある15人以内のチームメンバー。キャプテンの規定については適用しない。 第3クォーターまでに10人のプレイヤーが出場しなければならない。 | キャプテンを含む、プレーをする資格のある12 人以内のチームメンバー。 |
試合時間 | 各クォーターは6分間、インターバルは1分間、ハーフタイムは5分間 | 各クォーターは10分間、インターバルは2分間、ハーフタイムは15分間 (国内大会では10分間推奨) ※U15(中学生)では、 各クォーターは8分間 |
オーバータイム | 第4クォーターが終わったときに得点が同点だった場合、引き分けとする。引き分けとせずにオーバータイムを行う場合は、1回3分間のオーバータイムを決着がつくまで必要な回数行う。 | 第4クォーターが終わったときに得点が同点だった場合、1回5分間のオーバータイムを決着がつくまで必要な回数行う。 ※U15 (中学生) では、 1回3分間のオーバータイムを決着がつくまで必要な回数行う。 |
出場人数【ミニバス特有ルール】
“2021 バスケットボール競技規則 ミニバスケットボールの適用規則”より抜粋
- 登録競技者が10人以上のチームは10人未満で大会にエントリーすることはできない。また、登録競技者数が大会エントリー数の上限を超えるチームは、大会エントリー数の上限に満たない人数のプレーヤーで大会にエントリーすることはできない。
ー第3クォーターまでに10人以上のプレーヤーが少なくとも1クォーター以上、2クォーターをこえない時間だけはゲームに出場していなければならない。 - 登録競技者が8人以上10人未満のチームは、全ての登録競技者をエントリーすることで、大会にエントリーすることができる。
ー第3クォーターまでに全てのプレーヤーが少なくとも1クォーターはゲームに出場しなければならない。
ーやむをえずクォーターの途中で交代があった場合、それまで出場していたプレーヤーも交代して出場したプレーヤーもその1クォーターを出場したものとみなされる。 - プレーヤーは第3クォーターまでに続けて3クォーター出場してはならない。この条件を満たすために、コート上のプレーヤーを4人以下としてゲームをすることは認めない。
補足
10人以上で大会エントリーしたチームが、大会当日に10人未満のプレーヤーしかゲームに出場できなかった場合や、8人以上10人未満で大会エントリーしたチームが、大会当日にエントリー数に満たない人数のプレーヤーしかゲームに出場できなかった場合、およびゲームの途中で条件を満たせなくなった場合はゲーム不成立となり没収となる。
試合ルールの違い
ルール項目 | ミニバスルール | 一般ルール |
---|---|---|
8秒ルール | なし | 『8秒ルール』但し、ミニバスは対象外。参照 |
24秒ルール、ショットクロックの扱い | 14秒リセットは実質オフェンスリバウンドを獲得した場合のみ。 | 『24秒ルール』~ショットクロックバイオレーションの考え方~参照 |
バックコートバイオレーション | なし | あり |
スリーポイントに関するルール | なし | サイドラインに向かって6.6m、センターラインに向かって6.75mの半円。(下記は公式規定) ・外側の縁までの距離がサイドラインの内側の縁から0.90m となるようにエンドラインと直角に描いた2本の平行な直線。 ・相手チームのバスケットの中心点から真下にフロアまで下りた地点を中心とする円周の外側までが半径6.75m の半円。エンドラインの内側の縁から半円の中心までの距離は1.575m とする。半円は2本の平行な直線と交わる。 スリーポイントラインは、スリーポイントフィールドゴールエリアには含まれない。 |
ノーチャージセミサークルに関するルール | なし | 『ノーチャージセミサークルエリア』~バスケの特殊なルール~参照 |
スローインラインに関するルール | 第4クォーターや残り2分を切ってタイムアウトをとってもスローイン位置は選べない。 | 第4クォーター、各オーバータイムで残り2分でタイムアウトをとったとき、スローインラインからのスローインでゲームを再開するか、バックコートのゲームが止められた場所に最も近いアウトオブバウンズからのスローインでゲームを再開するかを選択することができる。 |
ゲームクロック | シュートが決まった後、第4クォーターや各オーバータイムでの残り2分を切っても時計は止めない。 | シュートが決まった後、 第4クォーターや各オーバータイムでの残り2分を切ったら時計を止める。 |
タイムアウト | 45秒間のタイムアウトが各クォーターに1回。各オーバータイムに1回。 | それぞれのタイムアウトは、1分間とする。 ・前半(第1クォーターと第2クォーター)に2回。 ・後半(第3クォーターと第4クォーター)に3回。 ただし、第4クォーターで、ゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示しているときには2回までしかタイムアウトをとることはできない。 ・各オーバータイムに1回。 |
選手交代 | 各インターバルとハーフタイム、第4クォーター、オーバータイムのみ選手の交代が可能。 | シュートを決められたとき、ボールがデッドでゲームクロックが止められたときは選手交代可能。 【タイムアウトと選手交代】~一般ルールとミニバスルールの違い~参照 |
フリースロー待機位置 | フリースローのときにリバウンドの位置を占めないプレーヤーは、フリースローラインの延長線から180cm 以上後方にいなければならない。 | フリースローのときにリバウンドの位置を占めないプレーヤーは、フリースローが終わるまでフリースローラインの延長線上より後ろでスリーポイントラインの外側にいなければならない。 |
マンツーマン推奨 | ゾーンディフェンス禁止 | ゾーンディフェンスOK ※U15では、ミニバス同様ゾーンディフェンス禁止 |
スコアシート | 【ミニバス用のスコアシートの書き方(2022年最新)】~JBAオフィシャルスコアシート~参照 | 【ミニバス用のスコアシートの書き方(2022年最新)】~JBAオフィシャルスコアシート~参照 |