【タイムアウトと選手交代】~一般ルールとミニバスルールの違い~

※2021年新ルール対応(2021年4月9日更新)
※第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下の時の記載に誤りがあったため訂正(2021年6月2日更新)

ドリブル女子
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タイムアウトと選手交代の効果

  • 試合の流れが変わるきっかけを作ること
  • 疲れた選手を休ませること
  • コーチの指示を正確に伝えられること
  • 選手同士でコミュニケーションがとれること
  • ナンバープレイ(セットプレイ)をサイン無しで行えること
ミニバスルール

ただし、ミニバスではタイムアウトは各クォーターにつき1回づつであったり、第3クォーターまでに10人以上のプレーヤーが少なくとも1クォーター以上出場しなければならないため、プレー中に選手交代ができるのは4クォーターのみであったり、一般ルールとの違いがたくさんあるので注意がが必要です。

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タイムアウトできるタイミングと時間

重要

タイムアウトを請求できるのは「ヘッドコーチ」または「ファーストアシスタントコーチ」のみ

一般(国内でミニバス以外)の試合でのタイムアウト

タイムアウトの時間:60秒

タイムアウトできる回数:前半(1、2クォーター)2回、後半(3、4クォーター)3回(延長の場合は、各オーバータイムごとに1回づつ)

注意

ただし、第4クォーターで、ゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示しているときには2回までしかタイムアウトをとることはできない

タイムアウトできるタイミング:

  • シュートを決められたとき
  • ファウルバイオレーションなどで時間が止まったとき
  • フリースローの1投目のボールが審判の手から離れる前、または最後のシュートが決まったとき

ミニバスの試合でのタイムアウト

タイムアウトの時間:45秒

タイムアウトできる回数:各クォーターにつき1回づつ(延長の場合は、各オーバータイムごとに1回づつ)

タイムアウトできるタイミング:

  • シュートを決められたとき
  • ファウルバイオレーションなどで時間が止まったとき
  • フリースローの1投目のボールが審判の手から離れる前、または最後のシュートが決まったとき
T.O(テーブルオフィシャルズ)時の注意事項

国内大会では「タイムアウト」は通常「スコアラー」が担当する。

  • シュートを決めたチームはシュート後、タイムアウトを取ることはできない。
  • タイムアウトでは終わる10秒前にブザーを鳴らす、また、時間が来たらブザーを鳴らす。
  • ミニバスでは、第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示しているときにフィールドゴールが成功した場合、ゲームクロックを止める規定は適用しない。
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選手交代できるタイミング

重要

選手交代は「選手本人」が口頭または交代のジェスチャーで、T.O(テーブルオフィシャル)のスコアラーに申し出る。審判の合図があったらすぐにプレーできる準備をして待つこと。

一般(国内でミニバス以外)の試合での選手交代できるタイミング

  • 各クォーターの間(両チームともに交代できる)
  • タイムアウトのとき(両チームともに交代できる)
  • ファウルやバイオレーションがあったとき(両チームともに交代できる)
  • 最後のフリースローが成功したあと(両チームともに交代できる)
  • 第4クォーターと延長戦の最後の2分間に相手チームがフィールドゴールを決めたあと(得点されたチームは交代することができる)

ミニバスの試合での選手交代できるタイミング

  • 各クォーターの間(ただし、1~3クォーターまでに10人(チーム人数が少ない場合は最低8人以上)の選手がそれぞれ1クォーター以上出場しなければならない)
  • 4Qでのタイムアウトのとき(両チームともに交代できる)
  • 4Qでファウルやバイオレーションがあったとき(両チームともに交代できる)
  • 4Qで最後のフリースローが成功したあと(両チームともに交代できる)
T.O(テーブルオフィシャルズ)時の注意事項

「選手交代」は通常「スコアラー」または「アシスタントスコアラー」が担当する。

  • 交代選手がなかなか出てこない場合は、強制的にタイムアウトとなるか、タイムアウトが残っていなければ、ヘッドコーチへのテクニカルファール(B)となる。
  • 「ミニバス」では、1~3クォーターまでに10人(チーム人数が少ない場合は最低8人以上)の選手がそれぞれ1クォーター以上出場しなければならないので、各クォーターごとに「メンバー登録」を行う。
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タイムアウトと選手交代に関する審判ジェスチャー

選手交代の審判ジェスチャー
交代選手を入れる審判ジェスチャー
タイムアウトの審判ジェスチャー
審判ジェスチャーが似ているので注意

「テクニカルファウル」と「タイムアウト」の審判のジェスチャーは似ているので、注意が必要です。

「テクニカルファウル」:Tを表すように上の手を地面と水平に、下の手を地面と垂直に、5本指を真っすぐにして上の手のひらに合せる。

「タイムアウト」:Tを表すように上の手を地面と水平に、下の手を地面と垂直に、人差し指で上の手のひらを指さすように合せる。

T.O時、タイムアウトを伝えるジェスチャーをするときは気をつけましょう。

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参考動画

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タイムアウトと選手交代に関する公式ルール

2021 バスケットボール競技規則” 「公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)」より引用

第18 条 タイムアウト (Time-out)

18-1 定義

タイムアウトとは、ヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチの請求によって認められるゲームの中断のことをいう。

18-2 ルール

18-2-1 それぞれのタイムアウトは、1分間とする。

18-2-2 タイムアウトは、「タイムアウトが認められる時機」に与えることができる。

18-2-3 「タイムアウトが認められる時機」は、次のときに始まる:

  • ボールがデッドでゲームクロックが止められたとき

ただし、ファウルまたはバイオレーションのあとは、審判がテーブルオフィシャルズに伝達を終えたとき(両チームとも請求することができる)

  • 最後のフリースローが成功してボールがデッドになったとき(両チームとも請求することができる)
  • 相手チームがフィールドゴールで得点したとき(得点されたチームは請求することができる)

18-2-4 「タイムアウトが認められる時機」は、スローインを行うプレーヤーにボールが与えられたとき、あるいは最初のフリースローでフリースローを行うプレーヤーにボールが与えられたときに終わる。

18-2-5 それぞれのチームに認められるタイムアウトの回数は:

  • 前半(第1クォーターと第2クォーター)に2回
  • 後半(第3クォーターと第4クォーター)に3回

ただし、第4クォーターで、ゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示しているときには2回までしかタイムアウトをとることはできない

  • 各オーバータイムに1回

18-2-6 使わなかったタイムアウトを、次のハーフまたはオーバータイムに持ち越すことはできない。

18-2-7 両チームのヘッドコーチがタイムアウトを請求したときは、先に請求したチームのタイムアウトとする。ただし、ファウルやバイオレーションが宣せられていない状況で、相手チームがフィールドゴールで得点したときに認められるタイムアウトは、請求の後先に関係なく得点されたチームのタイムアウトとする。

18-2-8 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示しているときにフィールドゴールが成功してゲームクロックが止められた場合、得点したチームにタイムアウトは認められない。ただし、審判がゲームを中断させた場合を除く。

補足

審判がゲームを中断させた場合とは、審判が笛を鳴らしてゲームを止めたときや、得点されたチームにタイムアウトや交代が認められたときを指す。

18-3 手順

18-3-1 タイムアウトを請求できるのは、ヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチのみである。

ヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチは、スコアラーズテーブルから目視できるように、あるいはスコアラーズテーブルのところへ行き定められたシグナルを手ではっきりと示して、タイムアウトの請求を伝えなければならない。

18-3-2 タイムアウトの請求は、スコアラーが審判に知らせるためにブザーを鳴らす前であれば取り消すことができる。

補足

国内大会においては審判にタイムアウトを知らせるためのブザーはスコアラーが鳴らし、そのブザーを鳴らす前であればタイムアウトの請求を取り消すことができる。

18-3-3 タイムアウトの始まりと終わり:

  • タイムアウトは、審判が笛を吹いてタイムアウトのシグナルを示したときに始まる
  • タイムアウトは、審判が笛を吹いて両チームをコートに招き入れたときに終わる

18-3-4 タイマーは「タイムアウトが認められる時機」が始まったらできるだけ早くブザーを鳴らし、チームがタイムアウトを請求していることを審判に知らせる。

補足

国内大会においては審判にタイムアウトを知らせるためのブザーはスコアラーが鳴らす。

タイムアウトを請求したチームが相手チームにフィールドゴールを決められた場合は、タイマーは速
やかにゲームクロックを止め、ブザーを鳴らして審判に知らせる。

18-3-5 タイムアウトの間、プレーヤーはコートから離れてチームベンチに座ってもよいし、チームベンチに座ることを許可された者はチームベンチエリアの近くであればコートに入ってもよい。

第2クォーター、第4クォーター、各オーバータイムの前のプレーのインターバル中も同様とする。

18-3-6 最初のフリースローのボールがフリースローシューターに与えられた後にタイムアウトの請求があった場合、以下のときにどちらのチームにもタイムアウトが認められる:

  • 最後のフリースローが成功したとき
  • 最後のフリースローが成功しなかった場合は、あとにスローインが続くとき
  • 与えられたそれぞれのフリースローの間にファウルが宣せられたとき

この場合、ルールの中で別途規定がある場合を除き、元々与えられていたフリースローを行ったあと、タイムアウトは新しいファウルの罰則が行われる前に認められる。

  • 最後のフリースローの後で、ボールがライブになる前にファウルが宣せられたときこの場合、タイムアウトが認められたあと、新しいファウルの罰則が行われる。
  • 最後のフリースローの後で、ボールがライブになる前にバイオレーションが宣せられたときこの場合、タイムアウトが認められたあと、スローインとなる。

2個以上のファウルに対してそれぞれの罰則に定められているフリースローの「セット」やボールの
ポゼッションが続けて適用される場合は、それぞれの「セット」は個別に扱われる。

補足

この場合、それぞれの「セット」やスローインの前にタイムアウトが認められる。

第19 条 交代 (Substitutions)

19-1 定義

交代とは、交代要員がプレーヤーになるための請求によるゲームの中断のことをいう。

19-2 ルール

19-2-1 チームは、「交代が認められる時機」にプレーヤーを交代させることができる。

19-2-2 「交代が認められる時機」は、次のときに始まる:

  • ボールがデッドでゲームクロックが止められたとき

ただし、ファウルまたはバイオレーションの後は、審判がテーブルオフィシャルズに伝達を終えたとき
(両チームとも交代することができる)

  • 最後のフリースローが成功してボールがデッドになったとき(両チームとも交代することができる)
  • 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示していて相手チームがフィールドゴールで得点したとき(得点されたチームは交代することができる)

19-2-3 「交代が認められる時機」は、スローインを行うプレーヤーにボールが与えられたとき、あるいは最初のフリースローでフリースローを行うプレーヤーにボールが与えられたときに終わる。

19-2-4 交代が認められたときは、ゲームクロックがいったん動いたあと、次にボールがデッドでゲームクロックが止められたときでなければ、チームベンチに戻った交代要員は再びゲームに出場することはできないし、交代して出場したプレーヤーも再び交代してチームベンチに戻ることはできない。
ただし、次の場合はゲームクロックが動かなくても交代が認められる:

  • そのプレーヤーを除くとそのチームが5人のプレーヤーを出場させることができない場合
  • 誤りの訂正によってフリースローを与えられるプレーヤーが、通常の交代をしてチームベンチに戻っていた場合

19-2-5 第4クォーター、各オーバータイムでゲームクロックが2:00 あるいはそれ以下を表示していてフィールドゴールが成功してゲームクロックが止められた場合、得点したチームに交代は認められない。ただし、審判がゲームを止めた場合を除く。

19-2-6 プレーヤーが何らかの手当てや介助を受ける場合、そのチームのコート上のプレーヤーの数が5人未満になってしまう場合を除いて、そのプレーヤーは交代をしなければならない。

補足

「介助」とは、様子を見ることを含めて自チームのプレーヤーのためにチームベンチエリアを
離れることをいう。ゲームの再開を滞らせない範囲で、コート内に入ることなく、自チームのチームベンチエリア付近にて、15 秒以内で介助を終えることができる場合、その行為は「介助」に含まない。

19-3 手順

19-3-1 交代を請求できるのは、交代要員自身のみである。ヘッドコーチやファーストアシスタントコーチではなく、交代要員はスコアラーズテーブルへ行き、定められたシグナルを手で示す、あるいは交代席に座ることで、はっきりと交代の申し出を伝えなければならない。このとき交代要員はすぐにプレーをする準備ができていなければならない。

19-3-2 交代の申し出は、タイマーが審判に知らせるためにブザーを鳴らす前であれば取り消すことができる。

補足

国内大会においては審判に交代の申し出があることを知らせるためのブザーはスコアラーが鳴らし、そのブザーを鳴らす前であれば交代の申し出を取り消すことができる。

19-3-3 タイマーは、「交代が認められる時機」が始まったらできるだけ早くブザーを鳴らし、交代の申し出があることを審判に知らせる。

補足

国内大会においては審判に交代の申し出があることを知らせるためのブザーはスコアラーが鳴らす。

19-3-4 交代要員は、審判が笛を鳴らして交代のシグナルおよびコートに招き入れるシグナルをするまでは、境界線(サイドライン)の外にいなければならない。

19-3-5 交代要員となるプレーヤーは、審判やタイマーに知らせずに直接チームベンチに戻ることができる。

補足

国内大会においては審判に交代の申し出があることを知らせるためのブザーはスコアラーが鳴らすが、スコアラーにも知らせずに直接チームベンチに戻ることができる。

19-3-6 交代はできる限り速く行わなければならない。

5個のファウルを宣せられたプレーヤーあるいは失格・退場になったプレーヤーの交代は直ちに行わなければならない。(30 秒以内)

不必要に交代に時間がかかりすぎると審判が判断した場合、そのチームのタイムアウトとなり記録される。そのチームにタイムアウトが残っていないときは、そのチームのヘッドコーチにテクニカルファウルが宣せられ「B」と記録される。

19-3-7 タイムアウトあるいはハーフタイムを除くプレーのインターバルの間に交代を申し出る場合、交代要員はゲームに加わる前にタイマーに知らせなければならない。

補足

国内大会においてはスコアラーに知らせなければならない。

19-3-8 次の場合、フリースローシューターであっても交代しなければならない:

  • 怪我をした場合
  • 5個のファウルを宣せられた場合
  • 失格・退場になった場合

これらの場合、そのフリースローはフリースローシューターと交代したプレーヤーが行わなければなら
ない。交代して代わりにフリースローを行ったプレーヤーは、フリースローのあと、ゲームクロックがいったん動いた後でなければ交代してチームベンチに戻ることはできない。

19-3-9 最初のフリースローのボールがフリースローシューターに与えられた後に交代の申し出があった場合、以下のときにどちらのチームにも交代が認められる:

  • 最後のフリースローが成功したとき
  • 最後のフリースローが成功しなかった場合は、あとにスローインが続くとき
  • 与えられたそれぞれのフリースローの間にファウルが宣せられたとき

この場合、ルールの中で別途規定がある場合を除き、元々与えられていたフリースローを行ったあと、交代は新しいファウルの罰則が行われる前に認められる。

  • 最後のフリースローのあと、ボールがライブになる前にファウルが宣せられたとき

この場合、交代が認められたあと、新しいファウルの罰則が行われる。

  • 最後のフリースローのあと、ボールがライブになる前にバイオレーションが宣せられたとき

この場合、交代が認められたあと、スローインになる。

2個以上のファウルに対してそれぞれの罰則に定められているフリースローの「セット」やボールの
ポゼッションが続けて適用される場合は、それぞれの「セット」は個別に扱われる。

補足

この場合、それぞれの「セット」やスローインの前に交代が認められる。

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