【バスケの審判になる方法(2023年更新)】~JBA公認E級審判ライセンス取得の手引き~

※2023年5月7日:Yahooショッピングでの「2023 バスケットボール競技規則(ルールブック)」、「2023 オフィシャルズ・マニュアル」への購入リンクを追加
※2023年3月3日:「2023 バスケットボール競技規則(ルールブック)」、「2023 オフィシャルズ・マニュアル」予約が開始されたので、リンク更新。
※2022年6月21日:「「審判四原則」から「IOT(インディビジュアルオフィシエーティングテクニック)」へ」、「バスケ審判必読の書」を追加。

審判とTOの試合直前の瞬間(© 2021 Basketball Manual ~ doc778.com )
© 2022 Basketball Manual ~ doc778.com

本記事はバスケ審判のライセンス制度や審判になるための手順を簡単にまとめたものです。

特に審判を頼まれたバスケ未経験の保護者の方や、審判を志す学生の方のはじめの一歩を支援することを目的としています。

バスケ審判のライセンス制度とは

バスケの審判にはライセンス制度があります。

公式戦の審判をするにはこのライセンスが必要であり、ライセンスの種類によって担当できる試合のカテゴリーが決められています。

国内トップリーグであるBリーグの審判や学生大会の全国大会で審判、さらに国際大会の審判のような競技レベルの高いカテゴリーの審判を行うためには、より高い審判技術が必要となるため、上位ライセンスを取得する必要があります。

また、競技規則の改訂や技術的な流行などは日々変化するため、審判員の継続的な技術向上は必要不可欠となります。

そのためライセンス制度は審判員が技術を磨くための指針や目標となるものです。

審判の重要性は、試合でのジャッジそのものだけでなく、審判員が不足していると選手は試合ができないというところにあると思います。日本だけではありませんが、バスケの審判員は慢性的に不足しているようです。

最初に取得可能なE級審判ライセンスは比較的ハードルが低く、学生や未経験の方でもやる気があれば取得することが可能ですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
(⇒「はじめて審判になるときの手順」)

http://www.japanbasketball.jp/referee/licence

ライセンスの種類担当できる範囲適用大会レベル
S級トップリーグ及びJBAが主催・管轄する大会B.LEAGUE、WJBL公式戦
A級JBAが主催・管轄する大会及びブロック協会が主催する試合
JBA公認A級審判で、特に優れているとJBAが認めた審判については、トップリーグの試合
全国大会
B級ブロック協会が主催する大会及び都道府県協会が主催する試合
JBA公認B級審判で、特に優れているとJBAが認めた審判についてはトップリーグの試合、ブロック協会が認めた審判についてはブロック協会が主催する試合
ブロック大会
C級都道府県協会が主催する試合都道府県大会
D級地区、連盟が主催する試合
JBA公認D級審判で、特に優れていると都道府県協会が認めた審判については、都道府県協会が主催する試合
地区・連盟大会
E級地区、連盟が主催する試合地区、連盟大会

バスケ審判のスキル習得とランクアップの流れ

1.「ルール」と「動き方」と「ジェスチャー」を覚える

2.E級ライセンスを取得する

3.実践経験を積み、スキルアップする

4.上級ライセンスへ昇格する

はじめて審判になるときの手順

1.eラーニングを受講する

最初に取得可能なE級審判ライセンスはeラーニングを受講するだけで取得することができます。

中学生以上なら資格取得可能!

中学生以上ならライセンス取得が可能です。U18カテゴリーでは登録費用や更新費用が割安になっています。

eラーニングを受講するためには、TeamJBA(JBA会員登録管理システム)でメンバー登録する必要がありますが、既に選手やコーチとしてメンバー登録済の方は不要です。

http://www.japanbasketball.jp/referee/acquire

メンバー登録が済んだら、E級ライセンス新規取得eラーニングに申し込みます。審判員は基本的に住んでいる都道府県のバスケットボール協会に所属するため、勤め先や学校、お住まいの地域など、活動しやすい都道府県を選び所属する必要があります。

eラーニングの受講 | TeamJBAサポート
eラーニングの受講手順です。 ※講習会の申込後、お支払いまで完了すると受講が可能になります。 ※お支払いから30日間受講することができます。(その間は何度も受講が可能です。) 操作手順3でeラーニング受講画面が開かない場合は、ブラウザのキャ

2023年度 JBA 公認 E 級審判ライセンス新規取得講習 (e ラーニング) 概要

<内容>
イントロダクション
【第1章】基本のルール
【第2章】審判のシグナル
【第3章】審判の動き(メカニクス)
【第4章】ゲームの進め方
【第5章】その他の事項(ルール変更等)
インフォメーション
ルールテスト
アンケート

JBA公式サイトより引用
注意

申し込みをしたら、30日以内にeラーニングを受講してください。

2.合格したら登録手続きをする

登録手続きはTeamJBA(会員登録管理システム)を利用して、所定の期間に個人で申請し、定められた登録料を納めることで完了します。

http://www.japanbasketball.jp/registration/referee

登録料の支払いが終わると登録が完了します。登録が完了すると登録証とJBA公認審判ワッペンが送付されます。

https://team-jba.nf-support.jp/member/manual/manual-1559/

ライセンスの昇格

上位のライセンスを取得するには「昇格審査」を受講する必要があります。

1.ライセンス保有2年目以上で昇格審査を受講する

上位のライセンスを取得する場合は、保有するライセンスの更新講習会に合格した後、「昇格審査」を受講することができます。

B級・C級・D級昇格審査の受講には、都道府県協会審判委員会(地区・カテゴリー)への事前申請、あるいは推薦が必要です。
都道府県協会審判委員会の承認が得られたのち、昇格認定のeラーニング、実技講習会へのお申し込みが可能になります。

2.申請手順

  1. 現在保有するライセンスの更新eラーニングを受講・修了(合格)します。
  2. 都道府県バスケットボール協会ホームページ、所属審判委員会あるいは審判活動を行っている地区・カテゴリーからの昇格審査スケジュールを確認し、申し込み条件・方法を確認して、申し込んでください。
  3. 申込条件にそって受講可能になると、TeamJBAでの昇格認定のeラーニング、実技講習会へのお申し込みも可能になります。
    ※TeamJBAには都道府県ごとの受講可能者のみ講習会が表示され、申込手続きに進めます。

http://www.japanbasketball.jp/referee/promotion

審判の基礎知識

クルーチーフとアンパイア

主審をクルーチーフ、副審をアンパイアと言います。

バスケの試合では、3人(3PO)または2人(2PO)で審判を行いますが、クルーチーフ(主審)は1人で、その他の審判員をアンパイア(副審)と言います。

クルーチーフの主な仕事

  • コート、用具、器具、ユニフォーム、ボールなど試合で使う道具を確認する。
  • 試合が始まるときのジャンプボールのトスやクォーター開始時のスローインのボールを選手に渡す。
  • クォーター開始前の規定されたタイミングで笛を吹く。
  • 状況に応じて試合を中断したり、没収したりすることができる。
  • 試合が終わったらスコアシートをチェックする。
  • 試合中起こるあらゆる問題に対して最終的な判断をする。

リードオフィシャルとトレイルオフィシャル

  • 「リードオフィシャル」(アクティブオフィシャル):攻める方向に対して、先行する審判
  • 「トレイルオフィシャル」(パッシブオフィシャル):攻める方向に対して、後追いする審判
覚えておこう
  • 基本的に自分の左側のラインを責任ラインとする。
  • ファウルをコールしたら、リードオフィシャルとトレイルオフィシャルは入れ替わる。

審判のジェスチャーとハンドシグナル

“2022 バスケットボール競技規則” 「公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)」より抜粋

ゲームクロックシグナル

ゲームクロックを止める
ファウルでゲームクロックを止める
ゲームクロックを動かす

得点

1点
2点
3点

交代とタイムアウト

選手交代
招き入れる
タイムアウト
メディアタイムアウト

情報の伝達

スコアやプレーのキャンセル
ビジブルカウント
コミュニケーション
ショットクロックのリセット
プレーやアウトオブバウンズの方向
ヘルドボール/ジャンプボールシチュエーション

プレーヤーの番号

00番と0番のハンドシグナル
1番-5番のハンドシグナル
6番-10番のハンドシグナル
11番-15番のハンドシグナル
16番のハンドシグナル
24番のハンドシグナル
40番のハンドシグナル
62番のハンドシグナル
78番のハンドシグナル
99番のハンドシグナル

バイオレーション

ファウル

その他のファウル関連のジェスチャー

過度な肘の振り回し
頭をたたく
ボールをコントロールしているチームのファウル
アクトオブシューティング中のファウル
アクトオブシューティング中ではないファウル
ダブルファウル
テクニカルファウル
アンスポーツマンライクファウル
ディスクォリファイングファウル
フェイクファウル
イリーガルバウンダリラインクロッシング(プリベンティブシグナル)
IRSレビュー

ファウルの罰則のTOへのレポート

フリースローの無いファウルの後
ボールをコントロールしているチームによるファウルの後
1本のフリースロー
2本のフリースロー
3本のフリースロー

フリースロー時のジェスチャー(リードオフィシャル)

1本のフリースロー
2本のフリースロー
3本のフリースロー

フリースロー時のジェスチャー(トレイルオフィシャル)

1本のフリースロー
2本のフリースロー
3本のフリースロー

「審判四原則」から「IOT(インディビジュアルオフィシエーティングテクニック)」へ

審判四原則(ただし今はIOTへと進化しています)

  • 「オールウェイズムービング」:良いポジショニングのために常に動くこと
  • 「ボクシング・イン」:2人の審判が10人の選手を挟み込むようにポジショニングすること
  • 「スペースウォッチング」:オフェンスとディフェンスの間となるポジションから確認すること
  • 「ペネトレーション」:良く見える位置に踏み込むこと

IOT(インディビジュアルオフィシエーティングテクニック)

この内容は重要なので、実際にJBA公式の「オフィシャルズ・マニュアル」で確認することを強くお勧めします。

  • 「コールザオビアス」:明らかなファウルを見逃さない技術
  • 「ステーショナリ&ディスタンス」:適切な場所、適切な距離を素早く確保する技術
  • 「レフェリーディフェンス」:常にディフェンスを把握できるポジショニング技術
  • 「45度とオープンアングル」:広い視野を確保するためにラインに対して45度のアングルで構える技術
  • 「ステイウィズザプレー」:確実に最後までプレーを見届ける技術

三確認主義

「事実」・「責任」・「影響」の三つを確認し笛を吹くのか吹かないかを判断することを「三確認主義」といいます。

  • 「事実」:からだの触れ合いの事実はあるか
  • 「責任」:触れ合いを起こした責任はどちらにあるか
  • 「影響」:触れ合いによりプレーに影響があったか

3S

「3S」とは、笛の吹き方についての指針のようなものです。

  • 「Strong」:強く吹く
  • 「Short」:短く吹く
  • 「Sharp」:鋭く吹く
覚えておこう

周囲伝えるために、必要に応じて強弱を付けたり、「ピピッ」と2回吹いたりすることもあります。

「フィール・ザ・ゲーム」と「アドバンテージ」

  • 「フィール・ザ・ゲーム」:プレーの意図を読み、試合の流れを読みながらジャッジするということ。
  • 「アドバンテージ」:ファウルが受けた側が不利になるようなファウルを流すこと。
覚えておこう

要するに場合によっては流すファウルやバイオレーションもあるということです。

その他の審判のジャッジに関連する記事

バスケ審判必読の書

ターミノロジー(専門用語)や2POや3PO時の動き方、IOT(インディビジュアルオフィシエーティングテクニック)など、審判必読の講習用テキストです。
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審判に関する公式ルール

“2023 バスケットボール競技規則” 「公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)」より抜粋

第45条 審判、テーブルオフィシャルズ、コミッショナー(Officials、table officials and commissioner)

45-1  審判は、クルーチーフ1人と1人または2人のアンパイアで構成される。その2人または3人を、テーブルオフィシャルズとコミッショナー(同席している場合)が、サポートする。

45-2  テーブルオフィシャルズは、スコアラー、アシスタントスコアラー、タイマーおよびショットクロックオペレーター各1人とする。

45-3  コミッショナー(同席している場合)は、スコアラーとタイマーの間に座る。
コミッショナーのゲーム中の主な任務は、テーブルオフィシャルズの仕事を監督し、クルーチーフとアンパイアがゲームを円滑に進行できるようにサポートすることである。

45-4  審判は、コート上のどちらのチームに対してもあらゆる面で中立であることが求められる。

45-5  審判、テーブルオフィシャルズ、コミッショナー(同席している場合)は、競技規則に則りゲームを行わなければならず、それらを変える権限を持たない。

45-6  審判のユニフォームは、審判用のシャツ、黒色の長ズボン、黒色のソックスおよび黒色のシューズとする。

補足

国内大会においては、
①原則夏季のゲームに限り、JBA 公認の「セカンドユニフォーム上下」の着用を可とする。
②原則都道府県大会ベスト16以上の公式大会については、従来のJBA 公認ユニフォームを着用する。
③「セカンドユニフォーム」着用の場合は上下ともセカンドユニフォームとし、審判クルーで同じユニフォームを着用する。
④「セカンドユニフォーム」着用の際のソックスは黒色とする。
ただし、上記①~④について大会主催者の考えにより変更することができる。

45-7  審判とテーブルオフィシャルズは、それぞれ服装を統一すること。

補足

国内の対応においては、テーブルオフィシャルズの服装に限り大会主催者の考えにより決定する。

第46 条 クルーチーフ:任務と権限 (Crew chief:Duties and powers)

クルーチーフには、次の任務と権限がある:

46-1  ゲーム中に使用される全ての用具・器具を点検し、承認する。

46-2  公式のゲームクロック、ショットクロック、ストップウォッチを指定し、テーブルオフィシャルズを確認する。

46-3  ホームチームが用意した2つの使用済みボールから試合球を選ぶ。どちらも試合球として不適当な場合は、可能な限り質のよいボールを選ぶことができる。

補足

国内大会においては大会主催者の考えによって決定する。

46-4  他のプレーヤーに怪我をさせる可能性があると思われるものの着用を禁ずる。

46-5  第1クォーターを始めるためにセンターサークルでジャンプボールを行う。また、それ以外のクォーターやオーバータイムを始めるためにスローインのボールをプレーヤーに与える。

46-6  状況に応じてゲームを中断する権限を持つ。

46-7  ゲームを没収する権限を持つ。

46-8  ゲーム終了後あるいは必要と思われるときにはいつでも、スコアシートを綿密に点検する。

46-9  ゲーム終了後にスコアシートを承認しサインをする。クルーチーフがスコアシートを承認しサインをしたときに、審判とゲームの関係が終了する。
審判が判定を下す権限は、ゲーム開始予定時刻の20分前にコートに出たときから始まり、クルーチーフがゲームの終了を知らせるゲームクロックのブザーを承認したときに終わる。

補足

20分前:国内大会においては、大会主催者の考えによって決定する。

46-10  控室でスコアシートにサインをする前に、スコアシートの裏面に以下の項目を記載する:

  • 没収ゲーム、ディスクォリファイングファウル。
  • ゲーム開始予定時刻の20 分以上前、またはゲーム終了後からスコアシートを承認しサインするまでの間の時間帯に発生した、チームメンバー、ヘッドコーチ、アシスタントコーチやチーム関係者による、スポーツマンらしくない行為の有無。そのような場合、クルーチーフ(同席していればコミッショナー)は、大会主催者宛てに報告しなければならない。
補足

20分以上前:国内大会においては大会主催者の考えによって決定する。

46-11  審判の意見が一致しないときなど必要なときは、最終的な決定を下す。そのために、アンパイア、コミッショナー(同席している場合)あるいはテーブルオフィシャルズに意見を求めてもよい。

46-12  インスタントリプレーシステム(IRS)が使用されるゲームについては、付録F を参照すること。

46-13  タイマーから第1クォーターおよび第3クォーターが始まる3分前と1分30 秒前を知らされた場合、クルーチーフは笛を吹いてそれを知らせる。また、第2クォーター、第4クォーターおよびオーバータイムが始まる30 秒前も同様に、笛を吹いてそれを知らせる。

46-14  競技規則に示されていないあらゆる事項に決定を下す権限を持つ。

第47 条 審判:任務と権限 (Officials:Duties and powers)

47-1  審判は、スコアラーズテーブル、チームベンチ、およびそのラインのすぐ後ろのエリアに近いフロアの範囲を含む、境界線の内外で起きた規則の違反(ファウルやバイオレーション)に対して判定を下す権限を持つ。

47-2  規則の違反(ファウルやバイオレーション)が起こったとき、各クォーターまたはオーバータイムが終了したとき、あるいはその他必要と思われるときにゲームを止める場合は、審判は笛を鳴らす。ゴールやフリースローが成功した後あるいはボールがライブになったときには、審判は笛を鳴らさない。

補足

ここでの「ゴール」とは、ゲームクロックが動いていて、ボールがライブの状態でのショットのゴールを指す。

47-3 規則の違反(ファウルやバイオレーション)を判定するとき、審判は次の基本的な原則を考慮しなければならない。

  • ルールの精神と目的を理解し、公平にゲームを進行させる。
  • アドバンテージとディスアドバンテージを見極め、1ゲームをとおして相手のプレーを妨げた体の触れ合いだけにファウルを宣する。触れ合いを起こしたプレーヤーが有利にもならず相手チームのプレーヤーも不利になっていないような偶然の体の触れ合いにファウルを宣して、不必要にゲームを止めることは避けなければならない。
  • プレーヤーの能力や態度、ゲームの流れなどに気を配り、1ゲームをとおしてそのゲームにふさわしい判定を示す。
  • ゲームをとおして、ゲームのコントロール、ゲームの流れを考慮し、参加者それぞれの立場を感じとり、ゲームに何が大切なのかを考えながら判定を示す。

47-4  どちらか一方のチームから抗議の申し立てがあった場合は、クルーチーフ(同席していればコミッショナー)は、申し立ての理由を受理した後で、その件について大会主催者まで書面で報告をする。

補足

国内の対応においては、大会主催者の考えによって決定する。

47-5  審判の1人が怪我またはその他の理由で審判を続けられなくなり、その後5分を経過してもその審判が任務を遂行できない場合は、ゲームを再開する。怪我をした審判の代わりとなる審判がいない場合は、残りの審判だけでゲーム終了まで任務を遂行する。代わりの審判の起用については、コミッショナーが同席している場合はコミッショナーと協議したあと、残りの審判が決定する。

47-6  国際ゲームにおいて、判定をより明確に伝える必要がある場合は、英語を使う。

47-7  審判はそれぞれ独自に判定を下す権限を持ち、互いに定められた任務の範囲内で他の審判が下した判定に対しては、取り消したり異議を唱えたりする権限は持たない。

47-8  バスケットボール競技規則に則った審判の判定や決定は、明確な判定がなされたかどうかにかかわらず抗議申し立てが認められている状況(C-抗議の手続き:参照)を除き、最終的なものであり、異議を唱えたり無視したりすることはできない。

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